福島原発作業員に無料がん検診 100ミリ超対象

 「共同通信」によりますと、

 「東京電力福島第1原発事故で緊急作業をする作業員の

長期的な健康管理について協議してきた厚生労働省の検討会は21日、

放射線の累積被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた場合は、

毎年がん検診を無料で受けられるようにすることを柱にした

報告書案を示しました。

 報告書案によると、累積被ばく線量が50ミリシーベルト超の人には、

被ばくが原因の白内障を発症していないか調べるため

眼科検診を毎年受けられるようにする。

 100ミリシーベルト超の場合は眼科検診に加え、

胃や大腸、肺のがん検診と甲状腺検査を受けられるようにする。

 厚労省によると、9月15日時点で100ミリシーベルト超は

99人に上っている。」とのことです。

★ 原発事故作業員1万人超、65人が検査受けず不明に  続く混乱、労務管理おざなり

 「日本経済新聞9月19日」によりますと、

 「東京電力福島第1原子力発電所の事故は、

半年たってなお収束のめどが立たない。

3機の原子炉が炉心溶融する未曽有の事態を受け、これまで

1万人を超える作業員が危険な作業に従事しました。しかし、

極度の混乱の裏で作業員の労務管理は置き去りにされ、

今も被曝(ひばく)線量検査を受けないまま

行方が分からない作業員が65人もいる異常事態となっている。

「最初は何が起きているのか、意味が分からなかった」。

厚生労働省労働衛生課の安井省侍郎専門官はこう振り返る。

6月20日、省内で東京電力の放射線管理グループの担当者から

報告を受けたときのことだ。

 担当者は事故直後の3月の緊急作業に従事した

作業員のうち125人が省令の定める検査を受けていないと報告。

「しっかり検査をさせてください」と求めた同専門官は、

東電側の返答に言葉を失った。

「でも67人は行方が分からないんです……」

 67人の多くはその後、所在が判明し検査を受けたが、4人は今も不明。

4~6月の緊急作業でも計61人と連絡が取れず、

16日現在、計65人が検査を受けないままだ。

なぜこんな事態が起きたのか。

 平常時、原発内で作業する場合は

財団法人「放射線影響協会」が発行し、

被曝量や健康診断結果などを記載する

「放射線管理手帳」を取得して

放射線管理区域に入る。

誰が、どの程度被曝したかは仕組み上は把握できる。だが

事故後の福島第1では、当初は

手帳を取得しないまま緊急作業が展開され、

作業員を把握する手段は「線量計貸し出し記録」だけだった。

作業員が社名と名前、自ら測った1日の被曝線量を

紙に書き込む簡単なものだった。

 書き方は統一されず、

下請け業者の所属なのに元請け業者の社名を書いたり、

片仮名で名字だけ書いたりするなど、

被曝線量の記録が誰のものか分からないケースが続出しました。

 カード型の作業員証が発行され、

氏名と社名がデータ管理されるようになったのは

構内の免震重要棟に出入りする作業員の場合で4月6日。

それ以外の作業員が拠点とする前線基地の

Jヴィレッジ(福島県楢葉町)では6月16日に始まり、

7月の所在不明者はゼロになった。

厚労省は今後、作業員の被曝線量をデータベース化する予定だ。

 連絡が取れず未受診の作業員に重い健康被害があった場合、

補償に大きな支障が生じかねない。例えば

将来がんを発症しても、労災認定を受けられない可能性がある。

 厚労省によると、認定基準が定められた1976年以降に

放射線被曝が原因のがん(白血病・多発性骨髄腫・悪性リンパ腫)で

労災認定されたのは10人。認定には、

業務以外の要因が考えにくいことに加え、

相当量(5ミリシーベルト×従事年数)を

被曝したことを証明しなければならない。厚労省幹部は

「被曝線量の検査記録がない場合、

因果関係を証明することは極めて難しくなる」と話す。

 作業員の労務管理は所属会社と元請け業者の責任とされている。

日本弁護士連合会の原子力発電所事故等対策本部委員を務める

秋元理匡弁護士は

「発注者が実質的に指揮・命令をしているようなケースは、

発注者にも作業員の安全に配慮する義務がある。

東電は作業員の労務管理により責任を負うべきだ」と指摘する。」とのことです。

★閑話休題★

 僕のブログでは、何度も、同じことを言って、申し訳ありませんが、

福島第一原発の現場では、

第七次まで、下請けの労働者の方がいらっしゃいます。だから、

東京電力には、労務管理ができていないんですよね!

 下請けで、働いていた労働者の方は、必ずしも、

定住の住所がある方ばかりでは、ないんですよね。だから、

一回、所在が確かめられても、その住所に、三ヶ月後には、

住んでいないことがあり得るんです。だから、全員を

東京電力の社員として、直接、雇用できないなら、

全員を臨時採用の公務員にして、名簿に記載して、

本人にも、ICカードかなにか、渡して、将来の万が一の

がんの発症などの労災補償に備えてくれませんか?!

命を賭けて、全国民のために働いていただいている方々なんですから。

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