「国家のうそ見抜く力を」結城で旧満蒙開拓青少年義勇軍の元隊員講演

 「茨城新聞」によりますと、

 「茨城が訓練拠点になった旧満蒙開拓青少年義勇軍の実態について

研究を続けている元隊員の吉野年雄さん(85)=小美玉市羽鳥=が6日、

「誰も言わなかった義勇軍」と題し、

茨城県結城市国府町の市民情報センターで講演しました。

九条の会ゆうき(冨永融会長)が主催。

参加した市民約50人は、戦争に子どもを動員した義勇軍の実態を振り返り、

平和の大切さについて理解を深めました。

15歳前後の少年が1938年から45年まで、

全国から内原訓練所(水戸市)に集められ、訓練を受けました。

約8万6千人が満州(中国東北部)に送られ、

約2万4千人が死亡したとされる。

吉野さんは1941年(昭和16年)、内原訓練所に入所。

同年5月、満州に渡り、旧ソビエト国境近くの東寧の訓練所に配置されました。

戦後、自身の体験と史料の研究から、義勇軍について

「満州国の建国農民を養成する」とした表面上の意図とは裏腹に、

陸軍が軍事目的で設立を主導したと考えている。

「義勇軍は兵役検査なしに合法的に兵隊を作る仕組み」と吉野さん。また、

子どもの志願に教員の果した強い役割も指摘。

教育と権力の結び付く怖さに警鐘を鳴らし

「国家権力のうそを見抜く力を持たないと、戦争は防げない」と訴えました。

兄が隊員だったという、結城市に住む野口明子さん(77)は

「成績が良くて先生に勧められて行ったのに悲惨な思いをしたと知った。

もっとこうした会を広めてほしい」と感想を話した。」とのことです。

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