岩手県の三陸海岸の
釜石市に住む児童・生徒およそ3,000人のうち、
津波の犠牲となったのは、当時学校にいなかった
5人のみでした。
想定外の大津波から生徒たちを救ったのは、
三陸地方に古くから伝わる
“津波てんでんこ”という、言葉でした。
この言葉を釜石市の小中学校で、
児童・生徒に、何度も何度も繰り返したのが、
群馬大学大学院工学研究科の教授で、
釜石市の防災危機管理アドバイザーの
片田敏孝さんでした。
「人間が、想定したもの、たとえ、それが
国や県の偉い人が作製した
ハザードマップであっても、
信じるな」というのが、小中学生に対する、
片田教授の第一声でした。
「津波の時には
『てんでんばらばら』で逃げろと。
そうじゃないとみんな死んじゃうよ」と。
『主体的な行動をとる』つまり
『自分の命には、自分が責任を持つ』
『自分の命を守るのは、自分』という、ことなんです。
釜石東中学校の隣には
鵜住居(うのすまい)小学校があり、
海に近い方に建っている
中学校の生徒が、まず、高台に向かって、
走り始めました、それを校舎から見ていた
隣の小学校の児童も、走り始めました。そして、
校内にいた両校の子どもたちは
全員助かりました。
今、
東京大学の放射線医療チームの
中川準教授は、
「20ミリシーベルトでも、
安全だ」とおっしゃっています。一方、
京都大学原子炉実験所の
小出先生は、
「まだ、再臨界の危険があります」と
おっしゃいます。
われわれ、素人には、
何を信じていいのか、誰が正しいのか
わかりませんよね。
でも、いくら
著名な専門家の先生とはいっても、
あなたの夫でも、
あなたの親でも、ましてや、
神さまでも
ありませんよね。いくら、
専門家とはいっても、そんな
アカの他人に
あなたの大切な命を、
あなたの大切な家族の命を
任せっきりにして、思考停止しちゃって、
自分で自分の責任をとらないなんて、もう
やめにしませんか。
「お隣は、まだ、避難していないから」とか、
「先に逃げたら、あとで臆病者よばわりされちゃうよ」とか、
国が、県が、市が、町が、村が、まだ、
「避難しろって、言わないから」とか。
いまこそ、
『原発てんでんこ』なんじゃないですか。
あなたが、“率先避難者”になりませんか。
『自分の命を守れるのは、自分しかいない』んですよ。
閑話休題
福島県の原発 避難者の方を対象に
米ハワイ州のマウイ島の日本文化協会が
無償でハワイの一般家庭に
ホームステイしてもらうプロジェクトを
立ち上げました。
約130家族が応募し、受け入れ準備が進んでいます。
旅費や滞在費は地元企業の寄付などで賄い、
ボランティアの日本人サーファーらが通訳を担当し、
観光ビザで、最長で90日間滞在可能です。
問い合わせは同プロジェクト日本事務局、
電話024(548)5800
もちろん、ハワイなんて、冗談じゃない、
「福島県に仕事があり、
福島県を離れたら、
生活ができなくなっちゃうんだ、だから、
自分は、福島を離れられないんだ」という、
決断をされる
お父さんも、いらっしゃるでしょう。でも、もし、
あなたに、お子さんがいるのなら、
お子さんだけでも、
『疎開』させませんか。ハワイじゃなくたって、
今、日本全国で、受け入れてくださる市町村は
たくさんありますよ。
あなたの大切なお子さんを
最後まで、守ってあげられるのは、
国でも、県でも、市でも、町でも、村でもない
『あなただけ』なんですよ、お父さん、お母さん。
佐野洋子対談集 人生のきほん/佐野 洋子

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切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話/佐々木 中

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津波の犠牲となったのは、当時学校にいなかった
5人のみでした。
想定外の大津波から生徒たちを救ったのは、
三陸地方に古くから伝わる
“津波てんでんこ”という、言葉でした。
この言葉を釜石市の小中学校で、
児童・生徒に、何度も何度も繰り返したのが、
群馬大学大学院工学研究科の教授で、
釜石市の防災危機管理アドバイザーの
片田敏孝さんでした。
「人間が、想定したもの、たとえ、それが
国や県の偉い人が作製した
ハザードマップであっても、
信じるな」というのが、小中学生に対する、
片田教授の第一声でした。
「津波の時には
『てんでんばらばら』で逃げろと。
そうじゃないとみんな死んじゃうよ」と。
『主体的な行動をとる』つまり
『自分の命には、自分が責任を持つ』
『自分の命を守るのは、自分』という、ことなんです。
釜石東中学校の隣には
鵜住居(うのすまい)小学校があり、
海に近い方に建っている
中学校の生徒が、まず、高台に向かって、
走り始めました、それを校舎から見ていた
隣の小学校の児童も、走り始めました。そして、
校内にいた両校の子どもたちは
全員助かりました。
今、
東京大学の放射線医療チームの
中川準教授は、
「20ミリシーベルトでも、
安全だ」とおっしゃっています。一方、
京都大学原子炉実験所の
小出先生は、
「まだ、再臨界の危険があります」と
おっしゃいます。
われわれ、素人には、
何を信じていいのか、誰が正しいのか
わかりませんよね。
でも、いくら
著名な専門家の先生とはいっても、
あなたの夫でも、
あなたの親でも、ましてや、
神さまでも
ありませんよね。いくら、
専門家とはいっても、そんな
アカの他人に
あなたの大切な命を、
あなたの大切な家族の命を
任せっきりにして、思考停止しちゃって、
自分で自分の責任をとらないなんて、もう
やめにしませんか。
「お隣は、まだ、避難していないから」とか、
「先に逃げたら、あとで臆病者よばわりされちゃうよ」とか、
国が、県が、市が、町が、村が、まだ、
「避難しろって、言わないから」とか。
いまこそ、
『原発てんでんこ』なんじゃないですか。
あなたが、“率先避難者”になりませんか。
『自分の命を守れるのは、自分しかいない』んですよ。
閑話休題
福島県の原発 避難者の方を対象に
米ハワイ州のマウイ島の日本文化協会が
無償でハワイの一般家庭に
ホームステイしてもらうプロジェクトを
立ち上げました。
約130家族が応募し、受け入れ準備が進んでいます。
旅費や滞在費は地元企業の寄付などで賄い、
ボランティアの日本人サーファーらが通訳を担当し、
観光ビザで、最長で90日間滞在可能です。
問い合わせは同プロジェクト日本事務局、
電話024(548)5800
もちろん、ハワイなんて、冗談じゃない、
「福島県に仕事があり、
福島県を離れたら、
生活ができなくなっちゃうんだ、だから、
自分は、福島を離れられないんだ」という、
決断をされる
お父さんも、いらっしゃるでしょう。でも、もし、
あなたに、お子さんがいるのなら、
お子さんだけでも、
『疎開』させませんか。ハワイじゃなくたって、
今、日本全国で、受け入れてくださる市町村は
たくさんありますよ。
あなたの大切なお子さんを
最後まで、守ってあげられるのは、
国でも、県でも、市でも、町でも、村でもない
『あなただけ』なんですよ、お父さん、お母さん。
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