高尾山に春の山野草を見に行こうと思いましたが、

二、三日前に大雪が降った事もあって

最後のスノーハイキングに出かけてきました。

 

湯の丸山は高速の渋滞にハマるリスクが高い、

小浅間山や浅間隠山は駐車場が少ない、

引き算していくとやはり奥日光しかないかと思う次第。

日光湯元ビジターセンターの駐車場に車を停め、

スノーシューを抱えて登山道入り口までやってきました。

 

 

 

ここから国道まで高低差60mを一気に登っていきます。

体が重くて、しょっぱなからツラかったですね。

冬季閉鎖中の国道は、

4月下旬の開通を目指して除雪中でしたよ。

5、60センチほどの段差を超えていきます。

 

 

 

国道を渡ったところでスノーシューを履きました。

それにしても暖かいです。

アウタージャケットも持ってきましたが、

途中暑くなりそうなのでザックにしまいました。

 

 

 

雪が降った翌日に歩いた人のヤマップで

トレースが無くてしんどかったと書かれていましたが、

今回はばっちりトレースがあって良かったです。

 

 

 

スタートしてからいったん谷底に下って少し歩くと、

冬季しか近づけない幻の湖「蓼ノ湖」へ着きました。

4分3ほど凍っていました。

2月に来れば全面結氷だったかもしれません。

カミさんがストックでつんつんすると、

湖岸はちょっとシャバシャバしてました。

 

 

 

湖の周りは静かで聞こえてくるのは鳥のさえずりくらい。

だけど山から吹きおりてくる風が強かったです。

 

 

 

湖を過ぎた辺りは気持ちの良い場所でしたが、

森の中へ入ると地獄の斜面が待っていましたよ。

暖かいので雪が柔らかくなって重かったです。

 

 

 

 

ひーひー言いながら小峠までやってきました。

標高は1666mのようです。

 

 

 

綺麗な奥日光ブルー。
 

 

 

小峠からは、結氷してる湯ノ湖が見えましたよ。

木々の間に見える白く細長いのが湯ノ湖です。

 

 

 

蓼ノ湖へ戻って休憩しようと

歩いてきた斜面を下り始めたのですが、

グリップが利かずスキーをしてるように滑りまくりでしたね。

 

蓼ノ湖は音もなく相変わらず静かでしたが、

強風が止まないので休憩は諦めました。

 

 

 

氷が溶けた場所にカモがいました。

さっき来た時は見つけられなかったので、

どこかに隠れていたのかな。

 

 

 

 

斜面を登って国道に戻ると

スノーシューを履いたまま国道を横断しました。

誰かが作った雪だるまが、おかえりと迎えてくれてます。

 

 

 

登山道入り口まで下りてきました。

2時間ほどのハイキング中は結局誰とも会わず、

静かな森を楽しんできましたよ。

 

登山道入り口前は、湯元温泉の湯畑が広がっています。

風向きによっては硫黄の匂いがきついですが、

見学は自由です。

 

 

 

 

木道の脇で温泉が湧いていました。

触ってみるとなかなか熱かったですね。

 

 

 

スノーシューを片付け着替えを済ませると、

ビジターセンターで休憩しました。

入り口が雪で埋まらないよう、

仮設屋根をかけて対応してるようでした。

 

 

 

館内で買ったコーヒーと持参したかすたどんで

おやつタイム。

ようやく休憩できてホッとしましたよ。

 

 

 

と、ここまで順調でしたが、

帰りは渋滞に巻き込めれて精神的に疲れましたね。

 

おしまいです。