鎌倉散策の続きです。

坂の下から極楽寺の方へ向かって歩いています。

途中にあるのは、鎌倉十井のひとつ「星の井」。

 

鎌倉十井(かまくらじっせい)は、

江戸時代に鎌倉遊覧が盛んになったとき、

水質も良く美味で伝説が残る湧き水に

名数を使って紹介したのが始まりだそうです。

星の井の水も、昭和初期まで販売してたようですよ。

 

 

 

「星の井」を過ぎて極楽寺坂切通まで来ました。

極楽寺の門前まで続く坂は、

鎌倉を目指す主要道・鎌倉七口のひとつで、

極楽寺を開山した忍性により切り開かれたそうです。

竣工当時の切通は成就院境内と同じ高さを通る

傾斜のきつい崖道だったそうですよ。

今は緩い坂道なので、ちょっと想像出来ませんよね。

 

 

 

明治40年に竣工した江ノ電唯一のトンネルで、

煉瓦張りの極楽洞です。

鎌倉市の重要建造物だそうですよ。

 

 

 

鎌倉幕府執権・北条氏ゆかりの極楽寺に行くと、

正月の準備という事で閉門してました。

残念ですが仕方ないですね。

 

山門入口の道路沿いにある極楽寺の導地蔵尊は、

運慶作の地蔵像を安置したのが始まりですが

その後焼失してしまいます。

現在の地蔵像は室町時代の作だそうですよ。

 

 

 

極楽寺地区の住宅街にある「カフェ・みなづき」で

ランチ休憩を取りました。

流行りの古民家カフェです。

 

 

 

ご主人のお母さんが丹精込めて作ったチキンカレーです。

スパイスから作り込む事4時間、

一晩寝かせて提供されたチキンカレーは、

まろやかでとても美味しいカレーでした。

付け合わせの色とりどり野菜も美味しくて、

良いアクセントになってます。

 

 

 

カミさんより早く食べ終わると、

「男の人だから少なかったかも」といって

お母さんがお代わりを持ってきてくれました。

カレー、ご飯、野菜とサービスしてもらい、

ホント申し訳ないくらいの満足度です。

 

そして鉄道好きのご主人が淹れてくれたコーヒー、

これも濃い口でボク好みでした。

 

 

 

席数に限りのある小さなカフェですが、

カレーもコーヒーも美味しかったし、

まだ食べていないスイーツも美味しそうですし、

良いところを見つけました。

 

極楽寺駅周辺は整備されて綺麗になっていましたよ。

いつの間にかトイレが建て替えられ、

ベンチも木のベンチになっていました。

しばらく来ないと、どんどん変わっていきますね。

 

 

 

駅前の掲示板が、素敵な絵で飾られていました。

イラストレーターおおばひろしさんの作品で、

「フェスティバル」だそうです。

 

 

 

しばらくは江ノ電沿線を歩いていきます。

この道路も、ドラマのロケ地のひとつですよ。

 

 

 

 

 

 

 

海~!

七里ヶ浜海岸です。

伊豆大島も見えましたよ。

 

 

 

本日の目的地に着きました。

この風景写真を撮るために、ここまで歩いてきました。

「江ノ電と富士山」

 

もっと早い時間だと富士山がはっきり見えますが、

それはまた次回という事で。

 

 

 

ちょっと引いてみると江の島も現れますよ。

この先にはバスケット漫画の聖地で

ニュースにも出るほど有名な場所がありますが、

観光客が多そうなのでパスして引き返します。

 

 

 

 

長谷まで戻ってきました。

大仏で有名な高徳院へ寄っていきます。

外国人観光客が多いですね。

 

 

 

鎌倉大仏さーん!

鎌倉時代に大仏殿を喪失して以来、

今に至るまでずっと雨ざらしの大仏さんですが、

創建当時は金箔が施されていたようですね。

 

 

 

 

鎌倉唯一の国宝です。

 

 

 

御朱印をいただきました。

 

 

 

寺社の閉門時間が近づいてきたので、

本日の鎌倉散策も終盤です。

暗くなる前に駐車場へ帰れるかな。

 

明治時代の洋館、旧諸戸邸です。

立ち入り禁止なので門外より。

 

 

 

この辺にマトリョーシカのお店があったよねと

カミさんと話していたら、やっぱりありました。

 

 

 

久しぶりの長ーい影ふたり。

 

 

 

陽が落ちてしまいました。

 

 

 

本覚寺の提灯が綺麗。

 

 

 

 

 

夜目が効くうちに駐車場へ戻って来れました。

自宅までの帰り道もスイスイでしたよ。

 

年末の鎌倉は、観光客も比較的少なくて良いですね。

鎌倉散策記は、これでおしまいです。

 

みなさん良いお年をお迎えください。