フェレットを飼育する為に(ありがちな疾患) | フェレット達のブログ

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現在、5匹のフェレット達と暮らしています。








先に書いた3大疾患ので様に完治が難しい病気以外で割と、ありがちな疾患を3つ記載します。


幼児期に起きる事が多い、脱肛です。

脱肛とは、肛門から直腸の粘膜や内痔核などが外に出てしまう状態のことです。

脱肛の原因は、排便時に強くいきむ、便秘や下痢、など肛門周囲の筋肉が弱くなることなどで起こり、肛門から赤い組織が突き出ている、出血や粘液の付着、痛みやかゆみなどの症状が出ます。

 脱肛の治療法は、薬物治療や内痔核の切除、巾着縫合手術などがあります。

軽度の脱肛であれば、ご自宅でワセリンや紫雲膏などを塗り、後脚の筋力をアップする事でも改善する事があります。



次は、肥満細胞腫についてになります。


肥満細胞腫とは、肥満細胞という免疫細胞が異常に増殖してできる腫瘍のことです。

皮膚に薄ピンクや赤いしこりとして現れることが多く、痒みや出血を伴うことがありカサブタ状になる事もあり、掻き壊すと出血します。

肥満細胞腫は悪性度が低い腫瘍として扱われることが多いですが、完治するには外科手術で摘出する必要がありますが、軽度であれば、軟膏を塗る事で収まる場合もあります。

早期発見・早期治療が重要ですので、皮膚にできものがある場合は、動物病院で細胞診を受けることをお勧めします。



フェレットは、よく下痢になる子が割と多いのですが、原因としてはストレス、食べ物が合わない、何らかの消化器系の異常や病気などです。
特にお迎え当初は、環境の急な変化がストレスになり、下痢になりやすいです。
食べ物が合わない場合、穀物不使用の餌に変えたり、ジャーキーなど消化しにくいものは、与えない様にして下さい。
アレルギーの場合もあるので、下痢が続くようなら受診して下さい。