週末プチ遠出:彼のお手伝い | イタリアでデザイナー

イタリアでデザイナー

私は工業デザイナー、彼は長髪栗毛のイタリア人画家って、そういえば子供の頃に読んだ少女漫画の設定のような私。
でも、現実って笑えるくらいしょぼいの。そのしょぼさ、綴っていきます。

先週末のマッジョーレ湖のお話最終回。



車で350kmもの距離を行った週末旅行の一番の目的は、日曜日のアポイントでした。

実は、彼の絵を買ってくれた人が、この湖の北部にいたんです。
大きな絵だったので、絵が描かれたキャンバスと組み立てていない木枠だけが、事前に送ってありました。
そして、後日、彼が組み立てに行くよと言う約束だったんです。
それが先週の日曜日。

大きな絵で、一人だけでは木枠が組み立てられないからと私も同行する事になりました。



$イタリアでデザイナー-telaio

作業の様子はこんな感じ。
長い辺が3mもあったので、そりゃ一人ではできないよね。
でも、木枠はプロの職人さんに作ってもらったので、正確にキッチリ組み立てられました。
さすが!!




イタリアでデザイナー-絵

約1時間後、木枠の組み立てとキャンバス張りができたので、壁に立てかけて記念撮影。
改装したてで何もない空間がギャラリーみたい。

彼は今まで何十と絵を売ってきましたが、実際に買ってくれた人がどんなところに飾っているのかを見た事がありませんでした。
でも、今回、絵にピッタリの空間を見る事ができて喜んでいました。



午前中に訪ねてチャッチャと終わらせたので、その後、オーナー夫婦と一緒に4人でお昼ごはんを食べに行きました。

絵のオーナーは、私たちよりちょっと年代が上くらいの夫婦で、感じの良い人たちでした。
私も彼も人見知りなのに、初めて会ったこのオーナー夫婦とはとても打ち解け、楽しくおしゃべりしながら食事ができました。
とても仲の良さそうな夫婦で、一緒にいた私までが幸せな気分になりました。

うちの彼にとって作品は自分の子どものような存在だそうです。
その思い入れのある作品がステキな夫婦の家に飾られる事になって良かった。