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雲の上はいつも青空

不思議な経歴をもつエンジニア!?の徒然なブログです。
お仕事関係の話が多いと思いますが、コメントとかもらえると中の人はとても喜びます(^O^)/

国内のITSP(Internet Telephony Service Provider)は限られますが、海外へ目を向けますと色々見つかります。その中でもイギリスにあるLocalphone.comを使って外線への発着信の方法についてレポートします。
$雲の上はいつも青空-home
ここは本来、ある特定の番号に電話をかけると音声メッセージが流れ、続けて相手先の電話番号をプッシュするとつながる格安海外通話サービスがメインのようです。
少額(10$程度)をデポジットしておき、通話が終わるたびにデポジットからマイナスされる仕組みです。
$雲の上はいつも青空
インターネット上でサービスをしているだけあって、ソフトフォンやAsteriskからの接続にも対応しています。ですから、アカウントを作成してVoIPサービスをONにすると、VoIPを使っての発信はすぐに使えるようになります。

このようにAsteriskを使って接続するときの設定サンプルも用意されています。説明文の英語も非常に平易に書かれているので、そんなに迷う事はないと思います。
雲の上はいつも青空

発信するだけでしたら、10$ほどチャージしておいてAstersikへ上記のサンプルを見ながらsip.confとextension.confを追加すればすぐに使えるようになりますが、問題はこの状態ですと発信番号が通知されません。

Asterisk本来の仕様では、CALLERID(num)に発信番号をセットすれば相手に通知されるのですが、最近は電話の『なりすまし』を防ぐために、発信者が自由にCALLERIDをセット出来ないように(セットしても無効になる)なっています。

このLocalphone.comでもCALLERIDはhidden(隠す)となっており、相手先には通知されません。
サポートへメールで問い合わせ見ましたが、やはり自分の好きな番号はセットできないようです。ですから、発信番号を相手先へ通知したい場合には、Incomming call(着信番号、DIDとも言う)を取得する必要があります。日本では03の番号が取得できますので、取得時の初回10$と月額使用料10$、あわせて20$以上(通信費も必要なので30$位!?)をデポジットしておき、Incomming callの取得申請をします。

申請後すぐに使えるわけではありません。中の人がなにやら設定しているようで、2~3日するとメールが届いて使えるようになります。注意する点は、初期設定では着信した時にVoice mail、つまり留守録につながる点です。Asterisk側でインバウンドの設定をしていても、さっぱり着信しなくて早口の英語のマシンボイスが流れるので、最初は??でした。
Incomming callの設定画面で、電話番号をクリックして次に表示される設定画面でForward先をVoIPに切り替えると無事自宅のAsteriskへ着信するようになりました。
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最後に通信費ですが、日本国内はそこそこです(2.4円/分、携帯は13円/分、1$=95円で計算)。
しかし、アジア諸国、特に中国は圧倒的に安いです。固定電話も携帯も同額で1.1円/分ですから、なんだか笑ってしまいます。
雲の上はいつも青空
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■最後にまとめてみると、このLocalphone.comを使うと格安で海外へ電話がかけられます。電話をかけるだけなら、通信費をデポジットしておくだけで、月額基本料金等は不要です。

次にVoIPにつなぐ場合、相手先へ番号通知が不要であれば同様に月額料金はありません。
着信番号を取得すると、取得時に10$、毎月10$が必要となります。
※言い換えると、毎月千円程度で03番号が取得できるという事です。これは住んでる場所には依存しませんし、国内何処にいても、仮に海外に住んでいても03番号が取得できます。
※もちろん、他国のDIDも取得できるので日本に居ながら、アメリカや中国の電話番号を持つことができ、その着信は自宅や会社のAstersikにForward(転送)されてきます。

音質に関しては、光回線で接続していると非常にクリアですし、よく言われる緊急通報(110,119等)が利用できない点も、携帯電話から発信できますので実用上問題ありません。
日本ではIP電話といえば050番号が有名ですが、050番号はキャリアに依存するのでISPが変更になると使えなくなるのがいやらしいです。
個人的にはITSPを自分で選んで使うのが好きなのですが、日本ではまだ一般的ではないのでDID(Direct Inward Dialing)は03(まれに06)しか選択できません。もっと使う人が増えてきて、各県毎にDIDが使えるようになるとうれしいです。

※自宅の固定電話(NTT系)は、Asteriskのテスト用とFAX用にしか使わなくなってしましましたww
雲の上はいつも青空-ACアダプター
※これは、おまけのACアダプターです。とにかくコスト重視で作られてる感じです。測定器で見たわけではありませんが、リップルとか高周波ノイズとか多そうです。


アンプについてきた電源は本当に動作確認用のおまけ電源なので交換してみました。
ほんとは大きくて重いトランスを積んだシリーズ電源を組もうと思っていたのですが、ヤフオクにオムロンの産業用機器向きの電源が1,000円で出ているのを見つけました。
幸運にもそのまま誰も入札者が現れず1,000円+送料500円で入手できました。

S82J-02512Dという小型のスイッチング電源です。
入力が100~240Vで、出力は12V単一で容量は25Wですから、2Aくらいは流せる電源です。

電源ケーブルは、デジタル音源では定評のある非メッキ電源ケーブルを使ってみました。

さて、試聴です。
・ハインツホリガー+イムジチ(アーヨ盤) :オーボエの艶っぽい感じが一段と増しました。
・Bob JamesのObsession/Seady :ベースとドラム、パーカッションのチェックです。小型スピーカー(BOSE 100J)なので、バスレフ式にしても低音の絶対量は不足しますが、ACアダプターと比べると音が締まりました。
・Donna BurkeのAFTER ALL(劇場版∀ガンダムのエンディング曲) :女性ボーカルのふっくらした量感がでているのですが、サ行の音がちょっと尖がってる感じがします。
・ブラームスの四番、カルロスクライバー&ウィーンフィルという鉄板ですが、予想通りフルオケはダメでした。特に弦楽器のまとまりがなく音の厚みが全然足りません。これは、アンプというよりスピーカーの問題でしょう。

電源交換前は、良く言えば柔らかい感じで、低音はもそっとした感じ(量感はある)で、ただ鳴っているという感じでした。
交換後は音の雑味がなくなり音の粒がはっきりした感じになりました。その分高域のキラキラした感じがちょっと気になります。中~低域はダンピング効いてびしっと締まった感じになりました。

雲の上はいつも青空-電源1
※さすがに基板はきれいです。大きな電解コンデンサーは耐圧400Vのものでした。
 このくらいゆったり部品が配置されていれば、熱の問題はなさそうです。

雲の上はいつも青空-電源2
※緑色のケーブルが非メッキプラグの電源ケーブルです。最低限のカバーしかされてないので、子供の手が届くところには置かない方が良いでしょうね。

■次回は、居間にあるメインスピーカー(HARBETH HL-K6)につないで、インプレッションを書いてみます。
携帯電話が壊れてしまい(音声が聞こえなくなった)、SoftBankショップへ行ってきました。
なにやら記憶がおぼろげなのですが、帰宅したら手元にiPhoneがありました。 謎ですww

自宅にはAsteriskで構築したIP電話のシステムがあるのですが、このシステムへiPhoneを接続させるべくiPhone上で動くソフトフォンを探し始めました。
初めはGoogleで検索していたのですが、なかなか良いのが見つからず、Twitterでつぶやいたところ、すぐにWiFoneというソフトを紹介してもらいました。

もちろん有料(800円)ですが、使ってみて驚きました。$雲の上はいつも青空-Wifone
理由1:IAX2とSIPの両方が使える。
理由2:iPhoneに内蔵されている連絡帳が使える。
理由3:複数のアカウントが登録出来る。
理由4:Softbankの3Gネットワーク上からも使える。


もう理由1と理由4だけで、このソフトウェアの価値が解ります。
前にも書きましたが、インターネットの向こう側にいるSIP端末からの通信を、FW(ファイアーウォールやルータ)を越して、内部のAsterisk(IP PBX)へ接続することはさほど難しいことではありません。
しかし、SIPでやり取りして決定したRTP(音声データを流すプロトコル)のポート番号が動的に決まるので、このRTP用のインバウンド接続の制御が厄介です。
もちろん、FWやルータがSIPの通信を理解して、RTPが使うポートを動的にオープンしてくれればよいのですが、そのような機器はまだほとんどありません。
結局、RTPで使う範囲をすべてオープンするという乱暴な手段を取ることになります。
※これがSIPを使ってグローバルから接続するのが嫌いな理由です。

しかし、IAX2というプロトコルを使うと、1つのプロトコルで端末とサーバ間の制御情報と音声データを両方同じポートに流すので、たった一つのポートを開いておくだけで、インターネットの向こう側にいるIAX2端末とAsteriskは接続することが可能となります。

LAN内にAsteriskがいる場合、例えばYAMAHAルータの場合、以下のフィルターを書くだけで、インターネットからの接続が可能となります。
nat descriptor type 1 masquerade
nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.0.151 udp 4569

※192.168.0.151の所にLAN内にいるAsteriskサーバのアドレスを書く。


iPhoneには無線LANに接続する機能あり、これは通常のSoftbankの携帯通信網より優先して使われるように設計されています。
つまり、IDパスワードを入力し無線LANに接続した状態になると、携帯電話としての音声通信以外(インターネットへの接続等)は、無線LAN経由となります。この状態で、WiFoneは無線LAN(自宅もしくは、会社や公衆無線LAN)を使い、自宅内では直接、お外ではインターネットを経由して自宅のAsteriskへ接続します。

次に、無線LANに接続できない場合には、Softbankの携帯通信網(3Gネットワーク)からインターネットへ出て、それから自宅のAsteriskへ接続します。
さらっと書きましたが、実はこれって凄いことです。

・無線LAN経由で自宅のAsteriskへ接続。
・3Gネットワーク経由で自宅のAsteriskへ接続。
→自宅のAsteriskより公衆電話網や携帯電話網へ発信。

無線LANは実質通信費は無料、3Gネットワーク経由の場合もWiFiバリュープラン専用パケット定額に入ると、月4,410円で使い放題になります(海外での利用は定額にはならない)。

つまりiPhoneから発信する場合、携帯電話としての通話料が実質かからないという事になります。
これは裏技とかイリーガルな方法ではないようですが、実のところは解りません。

$雲の上はいつも青空-電話iPhone用のソフトフォンを開発しているエンジニアの方とTwitterでやりとりして解ったことは…
・つい最近(2か月前位)まで、3Gネットワークを使い、IAX2やSIPで接続するソフトは作れなかった。
・何らかの制限が緩和され、使えるようになった。
・積極的にアナウンスしていないが、3G対応とうたったソフトフォンが公式のApp Storeで販売されている。
『Softbankは積極的には公言していないが、実質的には認めている。』というのが業界関係者の認識のようです。

肝心の音質ですが、3Gネットワーク経由の場合、携帯電話よりは落ちますが何とか使えるレベルだと思います。もちろん高速の無線LAN環境下では、まったく普通に使えます。

iPhoneですが、もっと早くに購入すべきだったと後悔しています。
これは、本当に素晴らしいデジタル携帯機器だと思います。

追記 2010/03/14
iPhoneをAsteriskに接続(レジスト)した時のTipsです。
SIPを使った時は問題ありませんが、IAXを使って接続した時に、WiPhoneではCallerIDをつけていないようで、着信側に内線番号がちゃんと表示されません。

とりあえず、Asteriskのextension.confで対応しました。
iPhone用のextensionを独立して作成します(もと使ってたのをコピー後、context名を変更)。
このextensionの内線通話の部分に一行追加します。

【修正前】
exten => _2XX,1,Dial(SIP/${EXTEN}&IAX2/${EXTEN},120,tT)
exten => _2XX,n,Congestion


【修正後】
exten => _2XX,1,Set(CALLERID(num)=208) ←iPhoneの内線番号
exten => _2XX,n,Set(CALLERID(name)=208)
exten => _2XX,n,Dial(SIP/${EXTEN}&IAX2/${EXTEN},120,tT)
exten => _2XX,n,Congestion


もちろん、iax.confのcontextを直すのを忘れないように…
※開発元にはバグレポート送っておきます。