
デジタルアンプ自体の動作原理は詳しいサイトがいっぱいあるので、ここでは書きませんが、要は可変スイッチング電源がアンプ部で、入力のアナログ信号をパルスへ変調して、そのパルスでアンプの出力をコントロールしてそのまま振り幅を大きくして、最後にパルスのエッジを平滑するという感じです。
半導体をスイッチング素子としか使わないので、とても効率の良いアンプです。
たぶん効率は70~80%位でしょうから、ほとんど発熱しませんし、電源も小型のもので十分です。
このアンプはヤフオクで新品を3,480円で落札しました。上海からの送付なので一週間程要しましたが、梱包はしっかりして箱の潰れもなく無事到着しました。
※マニュアルは中国語のしかありませんが、実物を見れば接続方法と使い方は解るので問題ないです。
※スピーカー端子は小さいので、スピーカーコードにバナナプラグを付けてから差し込む方が良いと思います。
スピーカーは使っていなかった古いBOSE 100Jをつないでみました。
このスピーカは幅が25cm程の小さなバスレフ型のスピーカで、11.5cmのフルレンジ一発ですので、音は素直な感じであまりソースを選びません。ただ、効率はあまりよくないので、ボリュームは上げ気味になります。最大出力は15Wですが、相当大きなスピーカーをガンガン鳴らすのでなければ問題無いでしょう。

オーボエの艶や、チェロやコントラバスの共鳴箱がぼぉ~んと鳴る感じもしっかり出ています。
D級アンプというのは原理がわかっていても不思議なアンプです。
出力段にあるローパスフィルタで相当音質が変わる気がするので、気が向いたらコイルとコンデンサーを取り替えて遊んでみることにします。