日本企業でのIT部門と知財部門とは立場が似ている?
「日本企業におけるDX推進組織の構造的課題 ― 比較制度分析からみた組織構造転換の必要性 ―https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/24363146-2-1-69.pdf
日本企業のDX課題の論文らしい。
ある方が内容を簡潔にまとめているのだが、日本企業の知的財産の課題とあまりに整合している。
・日本の企業はトップがITわかってないからダメだ
→日本の企業はトップが知的財産をわかっていないからダメだ
・情シスも使い物になってない
→知財部も使い物になっていない
(ここは誤解なきように言えば、経営者意識を持っていないという点で一致している)
・米国は経営者とデジタル部門がズブズブで優秀。トップダウンで意思決定してる
→米国は経営者と知財部がズブズブで優秀。トップダウンで意思決定してる
(ズブズブと表現した意味が解らないが、真の経営者はいないし、知財部に経営資源を割くこともしていない)
・外に投げるな、外部から本気でIT専門家を登用して生まれ変われ
→外に投げるな、外部から本気で知財専門家を登用して生まれ変われ
・ITベンダーとの向き合い方もちゃんと考えろ
→特許事務所との向き合い方もちゃんと考えろ
私が最初働いた事務所なんて、
「どうしたいかは客が考えることで、こちらからは何も言う必要はないんだ!」
と怒られましたっけ・・・経営戦略によって対応変わると感じたんだけどなあ(苦笑
そういう意味では、既にどこかの事務所とお取引されている中小企業(大企業は除外!www)であっても、顧問的立場で経営者と知財部との橋渡しをしてくれる事務所って皆無じゃないかなあ・・・そんなサービス、提供できる弁理士である私、一度使ってみませんか?(あ、既存事務所とは今まで通りお付き合いください!)