●無線LANアクセスポイント

 無線LANアクセスポイントがアクセススイッチに接続され、各クライアントは無線LANを利用できます。


●VPN終端装置

 VPN終端装置がインターネットとの境界のネットワークに配置され、リモートアクセスサービスが提供されることもあります。

 これにより、自宅からADSLやケーブルテレビ網を経由して会社のLANに接続できるようになります。


●IP電話

 IP電話が利用されることもあり、この場合制御用サーバやIP電話機がLANに接続されます。


●管理用サーバ

 管理ネットワークにはSNMPやSyslogといった管理用サーバが置かれ、管理者はLAN内部の機器や通信量などを監視できます。


●ロードバランサ

 サーバファームには大量のアクセスを処理するため同じ処理をするサーバを複数置き、ロードバランサと呼ばれる負荷分散装置を使い、複数のサーバにアクセスを分散させます。





大規模LANは数百台以上のクライアントが接続されます。


1つの拠点だけでなく、WANを経由して他の拠点とも接続されることが多いです。


中規模LANのようにアクセススイッチが部署やフロア単位に設置され、コアスイッチにまとめられます。


部署単位やフロア単位で中規模LANが構成される場合もあり、この場合はアクセススイッチはディストリビューションスイッチ(分配スイッチ)に集約され、複数のディストリビューションがコアスイッチによってまとめられます。


各種サーバはサーバファームと呼ばれるサーバ専用のネットワーク(VLANやセグメント)にまとめられ、コアスイッチと接続されることが多いです。


プリンタはサーバファームに接続されたプリントサーバに接続されたり、アクセススイッチに接続されたりします。



中規模以上のLANになると物理的に離れた位地にあるクライアント同士で、仮想的なLANを構成することがあります。


これをVLAN(Virtual LANの略で「仮想LAN」という意味)と呼びます。


LANを複数のVLANに分けると、同じVLANのユーザー同士でしか通信をさせないようにすることができます。


異なるVLAN間で通信をするにはルータが必要になります。



中規模LANは数十台から数百台のパソコン(クライアント)が接続されます。


通常12ポートから48ポート程度のスイッチングハブを部署単位やフロア(階)単位に設置し、各部署や階のパソコンを収容します。


パソコンを収容するスイッチングハブを、アクセススイッチと呼びます。


アクセススイッチはさらにコアスイッチと呼ばれる中核スイッチにまとめられます。


コアスイッチや専用のアクセススイッチにサーバやプリンタ、ルータが接続されます。



家庭で利用する分にはADSLモデム付のルータがよく利用されます。


そのようなルータには4ポートのパソコン接続用インターフェース(ハブとして動作するポート)が付いているので、そのポートにパソコンやサーバを接続して利用することが可能です。


また、家庭用、小規模LAN用のADSLモデム付きルータには、無線LANアクセスポイントの機能を持ったものもあります。


その場合、LANケーブルを利用せずに、無線クライアントアダプタを用いて無線LANを利用することもできます。



小規模LANは数台から十数台のパソコンが4ポートから16ポート程度のリピータハブやスイッチングハブに接続されます。


ハブによって集線されたパソコンは数台のサーバやプリンタを共用します。


また、インターネットや他拠点のLANとは小型ルータを使って接続します。


この接続をWAN接続とも呼びます。


WAN接続にADSLを利用する場合、ADSLモデムを電話回線に接続します。



Wi-Fiは「ワイファイ」と読み、無線LAN業界団体が付けた標準仕様です。


業界の各社は自社の無線LAN製品が他社製品と相互に接続できるかどうかを保証する互換性テストを行っています。


互換性テストにパスすると「Wi-Fi対応製品」となり、他のWi-Fi対応製品とも正常に通信できることになります。



駅や空港、ホテル、喫茶店、ファーストフード店などで、パソコンや携帯情報端末などを使って、インターネット接続の行える場所をホットスポットと呼びます。


最近は首都圏や大都市を中心に、ホットスポットの数が増えてきました。


外出先でPHSなどを利用するよりも、高速にインターネットへアクセスすることができます。



無線LANを利用するためには、クライアントカードとアクセスポイントが必要です。


それぞれ、802.11bに対応したもの、802.11aに対応したもの、802.11gに対応したものがあるので、利用するときは注意が必要です。


802.11g対応のアクセスポイントには802.11bのクライアントカードも利用できます。


802.11b、802.11a、802.11gのすべてを扱うことのできるアクセスポイントもあります。



●クライアントカード

 クライアントカードはLANカードのようにインターフェースを持ち、データの送受信を処理する部品でパソコンに取り付けます。


 ノートパソコン用のPCカードがよく使われますが、デスクトップパソコン用のものもあります。


 最近ノートパソコンではクライアントカードが内臓されているものもあります。


●アクセスポイント

 アクセスポイント(Access Point)はAPと略されることや、無線LANステーションと呼ばれることもあります。


 アクセスポイントはクライアントカードと有線LANとの中継を行う装置です。


 アクセスポイントとクライアントカードでは共通のESSIDと呼ばれる識別子を登録しておき、関係の無い機器間で無線のやり取りが行われないようにします。



IEEE802.11は無線LANの規格群であり、目的によっていくつかの規格に分類されています。



●802.11b

 1998年に制定された無線LAN規格で、2.4GHzの無線周波数帯を使い最大11Mbpsで通信を行う規格です。


●802.11a

 1998年に制定された無線LAN規格で、5GHzの無線周波数帯を使い最大54Mbpsで通信を行う規格です。


●802.11g

 2003年に制定された無線LAN規格で、2.4GHzの無線周波数帯を使い最大54Mbpsで通信を行う規格です。 802.11bと相互利用可能です。