さてさて、週末の台風は南へ外れ何事もなくホッとしてます。

 
今回はPICのプログラムがメインのお話です。
 
受信機からのパルス信号をPICマイコンで計測するのですが、いろいろアプローチはあると思います。
パッと思いついた方法はサンプリングですね。
つまり、割込みタイマーを使ってパルス信号がONしている時間を計測するという方法です。
 
今回のPICマイコンは内部クロックを最大32MHzまで設定できます。Tosc=31.25nsとなりナノ時間の世界ですが、実際の動作クロックは1/4に分周されFosc=125nsとなります。さらに割込みはプリスケーラという設定に依存するので動作クロックは1/x(x=1,2,4,8...)となります。
あまり処理速度を上げても消費電力が多くなるので、予選落ちしないように動作クロックは抑え目にしたいと思います。
 
ではどのくらいが適切かというと、内部クロック:8MHz で プリスケーラ:1/4、割込みタイマーは50µsの設定で行こうと思います。
つまり、パルス幅は約1.5ms=1500μsなので50μsで割ると"30"カウントとなるはずですね。
 
 
とまぁ、簡単に書いてますけど、この設定を見つけるのにExcel使って計算が結構大変でした〜…
 
I2C通信のライブラリは、「きむ茶工房ガレージハウス」さんのライブラリを使用させていただきました。
多分、自作してたら今年中には終わらないくらいのシロモノです。
 
 
お陰様で、プログラム修正やデバッグはスムーズに行えるようになり、ブレッドボード上で動くようになりました。
 
パルスは実際の受信機に接続し、そこからPICマイクロのボードに引き込みます。
プロポの設定で、スロットルのチャンネル2をチャンネル3とミキシングします。これにより、スロットルが2,3チャンネル同じ動き、すなわち受信機側で同じパルス幅の信号を出力することができます。
 
計測したパルス幅は約1.5ms=1500μsなので、先ほどの計算値とほぼ同じ30前後なのでヨシとします。
 
取り合えず、ブレッドボードをクルマに乗せるわけにはいかないので基板を作ります。
 
PICはプログラムをまだまだ変更すると思うので、取り外し可能とします。
LEDも破損しても交換できるようにコネクタにしておきます。
 
テスタで配線チェックをした後、受信機の3チャンネル目にコネクタを接続します。


フロントのグリーンランプ。
3φの穴を開けて、砲弾型のLEDの頭を少し平らに削って曇りガラスの様に拡散するようにしてあます。

さあ、スイッチオン‼️





おぉ、見事に動きました~‼️
送信機のスロットルの動きに連動してます。
まぁ、ブレッドボード上で動いていたので動いて当然なんですが、作ったプログラムが動くと嬉しいものですね。
 
ちょっとエアインテークLEDの光量が他のLEDとのバランスが悪いので調整します。

それではまた‼️

 
先月タミグラ人生初の掛川サーキットで予選落ち&決勝骨折リタイアを経験し、そのショックから立ち直れずブログ更新サボってました。

ウソやで〜

さて、その予選落ちTC-01 はボディも車体もそれを操縦する運転手もまだ未完成の域を出てないので、できるところからブラッシュアップしていこうと思います‼️

フォーミュラeのレースを見ていると、リアにストップランプ、フロントのノーズの付け根にグリーンランプ、F1でいうエンジンのエアインテークにホワイトのランプがあります。


↑マスキングテープのレーシングスーツを纏ってチンと座るセナ…


TC-01 には始めから5φLEDを仕込んで置けるよう溝があります。

走行中はこれらのランプは点灯してますが、ブレーキングの時にリアのストップランプとエアインテークのホワイトランプが点滅します。

自称ITモデラーと語るからには、このスケール感を見て見ぬ振りはでないので、これらを再現してみたいと思います‼️

「そんなコトより操作のスキルアップした方がいいんじゃないの?」と天の声が…

ブレーキとLEDを連動させると言うことは、ラジコンの送信機のスロットルと連動させる必要があり、つまり受信機のアンプへのスロットル信号を横取り…モニタリングすることが不可欠です。

まぁ、他の方法としては最近流行の3軸加速度センサーなんかも使えると思いますが、ここは分かりやすく受信機の信号で乗り切ろうと思います。

通常、送信機のステアリング操作やスロットル操作は受信機からサーボやアンプにパルス信号を送って制御します。
このパルス信号は20ms周期でON信号が1.5ms±0.5msの範囲で変動します。
いわゆる、PWM信号ってやつです。
このパルス幅が変わることでサーボの回転角が変わりハンドル操作ができたり、アンプのスロットル操作ができモーターの回転数が変わるってことになります。


今回はいつものarduinoではなく、PICマイコンを使用します。
arduinoの方がライブラリが充実していてプログラムの生産性は良いんですが、TC-01 の場合、ボディとシャーシーのスキマが少なく、搭載空間がとてもタイトなのと、バッテリーからPICマイコンとLEDの電源を取るので、できるだけ消費電力が少なくなるようにして、もう予選落ちしないようにバッテリーを温存するためPICマイコンを選定します。


PICマイコンは手元にある中でコンパクトかつ高機能なPIC12F1840を使用します。
またデバッグ用にI2C通信対応のLCDを使ってみたいと思います。

このPICマイコンは 8本しかピンがなく、そのうち2本はDC電源のプラスとマイナスに取られるのと入力専用のピンかあるため、自由に使えるのは実質5本となります。

必要なピン数の内訳は、パルス取り込み用の入力x1、ストップランプx1、グリーンランプx1、エアインテークランプx1で1ピン余るのですが、I2CのLCDは2本の制御信号線が必要になるため1本不足します。


私のPIC開発環境はリアルタイムでプログラムの動きを見ることが出来ないので、デバック中はLCDをつないでそこに必要な情報を表示させておきますが、最終的なプログラムはLCDを取り払ったピンをエアインテークのLEDの制御に割り当て直すということにします。

という訳で、ブログをサボってこんなこと考えてました〜。

それではまた‼️





時間がナイナイと言いつつ、怒涛の週末、タミグラが終わりました。

結局、TC-01 のボディは未完成のまま掛川に移動。

当日会場入りしてからネジ止めし、ようやく完成⁉️


お陰様でコンデレいただきましたぁ〜‼️

タミヤの方にもツッコまれましたが、実はボディ塗装がやっとで、ドライバーはセナ、ドライバースーツはマスキングテープという苦し紛れの完成です。


新しいカテゴリーにも関わらず、力作揃いでした。


練習走行すら出来ず、予選1ヒート目がシェイクダウンという状態で、まぁレースの結果は相も変わらず鳴かず飛ばすで予選落ち…


書き忘れてましたが、今回のボディのモチーフは Panasonic Jaguar Racing です。

ツーリングも参加していましたが、こちらも鳴かず飛ばずの結果…
予選は通過したものの、決勝で右前脚を骨折しリタイア…


しかし、ラジコンレースやってる人なら一度は来てみたいと思うであろうタミヤ掛川サーキット。
ちょっとほろ苦いけど、秋晴れのいい思い出になりました。


以下、後付けですが、製作途中の写真です。

この時にレーシングスーツを黒に塗っとくべきでした…


やはりマスキングでラインを引くのはムズイ…




お約束のメッキ塗装。
最近お気に入りの Spaz Stickで行きます‼️
アクリル塗装の上からラッカー系ですが、揮発性が高いので大丈夫でした。


アクリルはいつものアクリガッシュ。
チームカラーに近い色を選んでみました。

それではまた。