電化と文化 | 石くんのひとりごと(?)

石くんのひとりごと(?)

神奈川県央地域のIT業者グループ「かながわIT推進会」の石くんが気まぐれで書く日記。ひとりごと? ぼやき? だじゃれ? 無責任にゆる~く書くのでゆる~く読んでください。

木製冷蔵庫
おいらがご幼少の頃は電化製品といえばさラジオ位しかなかったような気がするな。
食料だってさ、今のようにふんだんにあるわけでもないし、おやつと言えば「きゅうり」「じゃがいも」「トマト」をよく食べたもんだよ。
 当然、冷蔵庫なんか無いからね。
おいらの友達が月刊誌をだしているんだけど、その中にもこの話があったんだよ。
戦後の貧しい環境もあったけどさ、ご飯やおかずについてはお袋から口うるさく言われたもんだよ。
「全部きれいに食べなきゃだめだよ!」ってね。
でも、電化製品の発達・・とりわけ「冷蔵庫」の発達はその文化を替えてしまったような気がするな。
 今ではさ、残ったらすべて冷蔵庫行きだろ?
昔は保存が出来なかったから、残す分を作らないし、残ったら保存できないから口うるさく言われたんだよな。
 初期の冷蔵庫は木製でさ、購入した時には凄いものが来たと思ったぜ。
上段には氷の塊を入れてさ、その冷気で下の貯蔵庫を冷やすんだよ。
当然氷屋さんってーのがいてさ、各家庭を回って氷を配達するんだ。

熱い夏にさ、スイカを水で冷やしていたのが冷たいスイカが食べられるんだよ。
ビックリするくらい凄いと思ったぜ。

現在の冷蔵庫は色々な機能はついて進化はしているけどさ、役目は残飯や残り物の貯蔵庫なんだよな。
半分以上はハンパ物が収納されているんじゃねーのか?
こんな便利な時代になってしまったので、一つ一つを完結する習慣が薄れちまったんだと思うぜ。
 冷蔵庫の中を見ればその家の生活態度がわかるような気がするな。
日本人をダメにしたのはこういう電化による影響は大きいんじゃないかね。
日本人の伝家の気品・気質はさ電化によって変わってしまったんだよ。