エンジニア育成論 | それもまた良し

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関西のとあるベンチャーで働くSEのブログ。

日々のインプットから、アウトプットを定期的に行うことが目標です。主に組織論やドラッカーの話題が中心ですが、タイトルにもあるように「松下幸之助氏」のような互助の精神を持ち、社会人として成長出来る事が最大の目標です。

人を育てるのって、難しいと思います。
しかし難しい理由としては、ビジョンの通りに育成出来ないから難しいのであって、だから人間は難しい、なんて言い方がされます。

しかし、ビジョンが明確であれば、「よし、頑張ろう!」と意欲に燃える人がいれば、「これは違うな」と組織を抜ける人もいる訳です。

例えば野村楽天は凄く明快で「相手を0点に抑えれば、負けることは無い。だから投手重視」と言っているから、如何に投手を育成するかがカギになりますし、ある種の投手重視・守り重視のビジョンがあるため、それに沿った戦略が練られるもんだと思う訳です。



エンジニアを育成するという点に関して言えば、どんなエンジニアであるべきか?に考えが行きがちですが、まずはその組織が欲する人材とは何か、そしてエンジニアとはどうあるべきか、この2点を踏まえた上で、自社のエンジニアをどう育成するのか?について考えなければいけないのかな、と思っています。

エンジニアとはイノベーションを担うものなのか。
エンジニアとは顧客の要望を具現化する存在なのか。
エンジニアとは御用聞きなのか。

まず、それが明確でないと、組織に必要とされる人材とエンジニアという人材のミスマッチが起こり得る可能性は十分にあるのではないでしょうか。



これは営業であっても、サポートであっても、ディレクターであっても、同じだと思うのです。

職はどうあるべきか、という点と、ではその職を雇う組織はどういう人材を欲しているか。
逆に言いかえれば、自分はどういう人間でありたいか、と、どういう職に就きたいか、は常に突き詰めて考えていかなければいけないな、と思います。