比叡山に行って考えたこと | それもまた良し

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関西のとあるベンチャーで働くSEのブログ。

日々のインプットから、アウトプットを定期的に行うことが目標です。主に組織論やドラッカーの話題が中心ですが、タイトルにもあるように「松下幸之助氏」のような互助の精神を持ち、社会人として成長出来る事が最大の目標です。

終戦の日ということで、何かしようと思い、比叡山を登頂してきました。

大阪~出町柳~比叡山。
往復で、費用なんだかんだで3000円ぐらいかかりましたね。

でも、まぁ、3時間山登りし続けて、色々と考えることが出来ました。
それだけでも「自分で機会を作って、その機会で自分を変える」ことになったのかんなぁ……と。



山登りで、間違いなく辛いのは、登ることよりも、下りることなんですよね。
登るときよりも、下りる時の方が足腰への負担が強い。

それと同様に、事業の開拓よりも、事業の撤退の方が、辛いんですよねぇ。

まだ頑張ればいけるんじゃないか。
そんな思いが、撤退のチャンスを逃し、利益を食い潰す切っ掛けになってしまう。



僕自身、今、赤字事業に携わっていますが、その赤字事業を黒字に転換するためにはどうすれば良いんだろうな、とずっと思いながら山を登り、山を降りていました。



そう言えば、比叡山の東塔や西塔に行ったのですが、どうしても武装僧に思いがめぐり、有難みを感じませんでしたね。

平和平和と言っている僧侶が、平和のために武器を取り、時にはやくざの偉いさんの供養をする。



結局、仏教ってぇのは人を救うためにあるし、人を救うことしか出来ないんだろうなぁ。

救われた人がその先にどうするか?までは力が及ばない。
どうにも出来ない。



人間は弱い。

圧倒的に弱い。

決断が出来ないときだってある。

撤退が出来ないときだってある。

合理的な決断を、非情だと言われる時もある。

そんな時に、よりそえるのが、宗教なんだろうなぁ……と思った今日でした。