1月14日。
相変わらず、調子が悪い。
が、なんとかスピードが上がってきた感じ。
『みんな「優勝するためにやれ」って言うでしょう。俺、そんなこと一度も言ったことはない。「お前ら、自分の生活を守るためにやれ。球団のために野球する
な」と言ってる。いくら球団のためにやったってユニフォーム脱ぐときは脱ぐんです。一年でも一日でも長くユニフォーム着るためには、自分がうまくなるしか
ない。だから、ピッチャーだったら一イニングでも余分に放れ、バッターだったら一本でも余分にヒットを打てと。それでゲームプランを立てて勝ちに持ってい
くのは監督の仕事なんだ。』
落合監督の言葉。
リーダーと言葉として、重い。
めちゃめちゃ重い。
自分の仕事は、自分のために出来ているか。
リーダーはそれを、事業部の勝利に結び付けているか。
事業部長・担当役員はそれを、会社の勝利に結び付けているか。
それが出来る会社は、組織は、リーダーは、強い。
けど、それは半端な精神力では出来ないと思う。
自分の意思を強く持って、それを実行出来るか。
命令を待たず、自分のやれることを出来るか。
それが出来る人間は強い。
そして、そんな人間になりたい。
この、自分 ― リーダ ― 事業部 ― 役員 ― 会社を結び付ける接着剤は、「企業理念」だと考える人もいる。
しかし最近、これは勝ちパターンに限る気もする。
IBMに就任したガースナーは「巨象も踊る」で「いま現在のIBMに最も必要ないもの。それがビジョンだ」と言ったが、赤字の企業が企業理念やビジョンに浸かっている暇が無いのもよくわかる。
ビジョンよりも実行、行動。収益の回復、それによる信頼の回復。
夢で飯は食えない、とよく言ったものだ。
確かに夢で飯は食えない。
夢は行動力のエサであり、行動が収益を生む。
今、その行動こそ、自律的に、自主的に動くことが、自分自身に求められている気がする。
企業理念はいらない。
だけ、はいらない。
企業理念に基づいた行動、実行。そして、その結果。
それが企業理念の大切さ。
最近、そう思う。
それが自分自身に出来るか。
それがリーダーに出来るか。
それが役員に出来るか。
それが組織に出来るか。
一瞬、出来ても仕方が無い。
出来続けることにこそ、価値はあり、魅力があるのではないか。
たとえば、松下幸之助氏とか。
いきなりは難しいかもしれない。
初めは、一瞬で良いと思う。
1日10分。
7日で70分。
10日で100分。
30日で300分。5時間。
1日10分でも、続けて続けて、少しづつ増やせば良い。
出来ることが大切なのではない。出来ないことが勿体無い。
出来なくても、それもまた良し。