パスワードが管理できない場合に・・・

 

ITmediaの記事に、 Proton、無料のE2EEパスワードマネジャー「Proton Pass」リリース てのがありました。

 

E2EE(エンドツーエンド暗号化)メールサービス「Proton Mail」を手掛けるスイスのProtonは6月28日(現地時間)、パスワードマネジャー「Proton Pass」をオープンソースでリリースしたと発表したそうです。記事によると・・・

 

現行の一部のパスワードマネジャーは、パスワードフィールドしか暗号化していないものが多いが、Proton Passはユーザー名やWebアドレスなどを含むすべてのフィールドでE2EE化している。

また、複数端末間で同期でき、データの自動バックアップ機能があるため、たとえすべての端末を紛失してもパスワードを失うことはない。

PCのデスクトップでWebブラウザの機能拡張版を使うと、Proton Passがそれまで使っていたパスワードマネジャー(Googleの「パスワードマネージャー」など)のデータを引き継ぐ。何らかのサービスで新たなアカウントを作成すると、Proton Passが独自パスワードを生成する。

 

だそうです。この手のパスワード管理サービスについては、本ブログの パスワード管理を全て「Bitwarden」に任せてしまった理由・・・ とのエントリーにて「Bitwarden」を激推しさせていただいていました。

 

今回の「Proton Pass」は「Bitwarden」と同様にオープンソースで、更にユーザー名やWebアドレスなどを含むすべてのフィールドでE2EE化しているのが魅力です。

 

Bitwardenと同様に無料版でも十分に使えそうですし、使い勝手もブラウザの機能拡張版を利用するとProton Passがそれまで使っていたパスワードマネジャー(Googleの「パスワードマネージャー」など)のデータを引き継ぐというのも面倒がなくていいですね。この機能はBitwardenにも欲しいところです。

 

つい最近、「LastPass」というパスワード管理サービスにおいて、 パスワードにアクセスできない問題が発生 するなどパスワード管理サービスでは考えられないような事案が発生しました。「LastPass」については去年パスワード漏洩事件も起こっており、「LastPass」からの移行先としても今回の「Proton Pass」は選択肢の一つとなるでしょう。

 

まだ、パスワード管理サービスをご利用になったことがない方などは「Proton Pass」を無料でお試しになってみてはいかがでしょうか?