騙されないで・・・

 

ITmediaの記事に、 偽セキュリティ警告にだまされ市民の情報漏えいか 東京都青梅市の事業委託先で てのがありました。

 

東京都青梅市は5月16日、事業委託先が不正アクセスを受け1695人分の情報が漏えいした可能性があるとして謝罪したそうです。記事によると・・・

 

従業員がPCに表示されたセキュリティ警告に従い偽のMicrosoftサポートセンターに連絡し、指示に従ってPCを操作したところ、不正アクセスを受けたという。

市によると、委託先従業員が使用するPC画面にセキュリティ警告が表示され、サポートセンターに連絡し、指示に従ってソフトウェアをインストールするなどの操作をしたところ、身代金を要求する画面が表示されたという。

(IPAより引用)

 

だそうです。この手の偽セキュリティ警告やソフトに関しては本ブログでも過去に取り上げていました。

この手の偽セキュリティ警告や偽セキュリティソフトによる被害は今に始まったことではありません。上記のブログを書いたのも2013年と今から10年も前のことです。
 
つまり10年以上前から似たような手口で被害者を出しています。途中から窓口に電話させる手法になったり、画面から音声で警告するようになったりと多少の手法の変化はありますが、「偽セキュリティ警告」を表示させる手法は今も昔も変わりません。
 
10年以上にも渡って同様の手口が通用してしまうほど、セキュリティへの意識が向上していないのは何とも残念ですがこうして地道な啓蒙を継続していく以外に弊社にできることはありません。
 
IPA(情報処理推進機構)の 偽のセキュリティ警告に表示された番号に電話をかけないで とのページに具体的な対策が詳細に記載されていますので、この機会にぜひご確認いただきこうした「偽セキュリティ警告」に騙されないように十分にお気をつけ下さい。