気になる・・・

 

GIGAZINEの記事に、 暗号メールサービスのProtonがエンドツーエンド暗号化されたパスワードマネージャー「Proton Pass」を発表 てのがありました。

 

強固なプライバシー保護法が存在するスイスでも運用されているエンドツーエンド暗号化が施されたメールサービス・Proton Mailを開発するProtonが、独自のパスワードマネージャー「Proton Pass」を発表したそうです。記事によると・・・


パスワードマネージャーはProtonユーザーから最も要望の多かった新しいプロダクトのひとつだそうです。そんな声を受けて開発されたProton Passは、Proton Mailと同じくエンドツーエンドの暗号化を使用することで資格情報を保護し、標準のパスワードマネージャー以上にセキュアなものに仕上がっているとのこと。Protonは2023年後半にもProton Passを一般公開する準備を進めており、「詳細は今後数週間から数カ月で明らかになるだろう」とのこと。

 

だそうです。本ブログでも度々パスワードの管理についてお伝えしてきました。中の人が特にオススメするサービスは Bitwarden なわけですが、今回の「Proton Pass」についても非常に興味を持って見ています。

 

Bitwardenと同様にオープンソースであることと、エンドツーエンド暗号化が施された独自のパスワードマネージャーであること、秘匿性の高いメールサービスであるProton Mailを開発するProtonが開発していることなどが主な理由です。

 

記事にもあるように、同じパスワード管理サービスである LastPassのハッキング によってパスワード管理サービスの信頼性に傷がついたことは間違いありません。

 

だからこそオープンでセキュアなサービスがより求められています。

 

以前の本ブログでも書きましたが、既に FIDO などによる生体認証サービスが増えてきており、Microsoftアカウントなどのようにパスワードレスのサービスを提供しているところも出始めているので、パスワードの管理自体が不要になる時代が来つつあることは事実ですが、全てがそうなることはまだ先のことなので、当面はパスワード管理サービスのお世話になることは間違いありません。

 

近年の情報漏洩事案のニュースを見ても、自身がしっかりパスワードを管理していたとしてもサービス提供側から漏洩してしまっては元も子もありません。

 

だとしたら、やはり被害を最小限に抑えるためにパスワードの使い回しをせずに今回のようなパスワード管理サービスを利用するのが現時点では安全なような気がします。

 

Proton Passは2023年後半にもを一般公開予定とのことですので、公開されたら本ブログでもレビューしてみたいと思います。