USBメモリは色んな意味で危ないのよ・・・

 

ITmediaの記事に、 ジャーナリスト宛にUSBメモリ型爆弾、1つが爆発し1人軽傷 エクアドルで発生 てのがありました。

 

ジャーナリスト宛にUSBメモリ型爆弾が届く事件がエクアドルで発生したと、米国のニュースサイト「CBS NEWS」が報じたそうです。記事によると・・・

 

事件が起きたのは現地時間の20日。エクアドルのテレビ局やラジオ局で働くジャーナリスト、少なくとも5人宛にUSBメモリ型の爆弾が送られた。そのうち1人がUSBメモリをPCに挿入したところ、爆弾が爆発。片手と顔に軽いけがをしたが、命に別条はなく、その他にけが人は出ていないという。

 

だそうです。酷い話です。報道機関やジャーナリストを狙った”テロ”は決して許されるものではありません。

 

今回はUSBメモリが「爆弾」として利用されてしまいましたが、USBメモリについてはセキュリティ上非常に危険な面が他にもあります。

 

今回のように物理的に危険な場合の例として、以前に USBメモリが落ちていたらあなたは拾いますか?拾って中身を確認しますか? とのエントリーにてご紹介した 「USB Killer」 があります。

 

「USB Killer」の中には、電気を貯めるコンデンサーと高電圧・高電流のパルスを発生させる回路が内蔵されており、挿したPCを数秒で破壊してしまいます。

 

恐ろしいことにこの「USB Killer」はネット上で売られています。誰でも買える状態なんです。

 

また、USBメモリなどの可搬メディアは大昔からマルウェアの媒介として利用されてきた歴史があります。USBメモリを挿した瞬間に感染することもあります。

 

落ちているUSBメモリや見ず知らずの人から送られてきたUSBメモリなどについては、決してPCに挿すこと無く廃棄するか管理者がいる場合には報告して下さい。

 

今回のようなことが二度と起こらないことを切に願っています。皆様も十分にご注意下さい。