相互運用できるのはいいけど・・・

 

ケータイWatchの記事に、 KDDIとソフトバンクが障害時にデュアルSIMで相互の通信網を利用できるサービス、3月下旬以降 てのがありました。

 

KDDIとソフトバンクは、通信障害発生時にデュアルSIMでau回線とソフトバンク回線をバックアップとして利用できるオプションを3月下旬以降に提供するそうです。記事によると・・・

 

スマートフォンで、通信障害や災害で通信サービスを利用できなくなった際、au回線もしくはソフトバンク回線をバックアップとして利用できるデュアルSIMサービス。個人と法人ユーザーの両方が利用できる。沖縄セルラーでもソフトバンクの予備回線提供が予定されている。

 

だそうです。この件は皆様御存知のように昨年のau回線の大規模通信障害を受けてのことだと思います。

 

記事にもあるように、デュアルSIMを利用してバックアップ回線とするようですが、別記事に KDDI髙橋社長、ソフトバンクとのデュアルSIM予備回線は「数百円レベルで」 とのニュースもあり、「数百円」での利用を検討しているようです。

 

ただ、果たしてバックアップ回線に月額数百円のコストを受け入れる方がどれだけいるのでしょうか?もちろん、業務用途であれば”保険”として有りなのかも知れませんが、個人用途で必要としている人がどれだけいるでしょう?

 

そもそもバックアップ回線が必要だと思っている方は、既にご自身でデュアルSIMで運用されている方が相当数おられると思います。

 

そのいい例が 楽天モバイル1GBまで0円のプランだったわけです。ドコモやKDDI、ソフトバンクを契約されている方が、バックアップ回線と電話かけ放題のrakuten Link目当てに楽天モバイルを契約された方が多くいらっしゃいました。

 

その楽天モバイルが0円プランを止めてしまった後にバックアップ回線として注目されたのが、KDDIの povo2.0 です。povo2.0では、基本無料半年に1回トッピングを購入するか、半年の通話料が税込660円を超えていれば回線を維持することができます。

 

トッピングの最も安いものが smash.使い放題パック(24時間)220円 ですから、これを半年に1回購入すればおkです。220円を6ヶ月で割れば月額約37円です。

 

これなら月額数百円のデュアルSIM予備回線を契約する必要なくないですか?

 

povo2.0以外の選択肢として、日本通信の 合理的シンプル290プラン といういわゆる格安SIMもあります。月額290円で1GBまで使えます。もちろん電話番号ももらえますよ。単なるバックアップ回線よりお得ですよね。

 

もちろん、重要なのはバックアップ回線だと同じ電話番号で電話できるというところが最大の利点だと思うのですが、非常時に同じ電話番号である必要ありますか?

 

考え方次第だとは思いますが、個人的にはpovoや日本通信のSIMを別途契約したほうがいいような気はします。

 

バックアップ回線がいくらになるかはまだ分かりませんが、あくまで保険なのですから可能な限り安価な料金での運用を期待したいところです。