AIの倫理的な使い方を考えんと・・・

 

GIGAZINEの記事に、 AIで画像のウォーターマークを無料で削除できるツール「Watermark Remover」が登場して新たな議論が勃発 てのがありました。

 

インターネットに公開されている画像には、透かしとして小さな図案や文字が「ウォーターマーク」として入っていることがあります。このウォーターマークは画像の著作権表示などに使われていますが、このウォーターマークをAIの力で画像からキレイに消し去るウェブアプリ「Watermark Remover」が登場して議論を招いているそうです。

 

詳細は記事に譲りますが、中の人も早速テキトーな画像に透かしを入れて使ってみました。

元の画像はこちら・・・

 

透かしとして「IT-Help」と入ってますね。これを「Watermark Remover」に掛けるとこうなります。

 

 

確かに透かしは消えてるように見えますけど消えなくていい他の部分もかなり消えちゃってますね。


実は他の ストックフォト 大手の会社数社の透かしの入った画像でも試してみたのですが、どうも得意な透かしと不得手な透かしがあるようです。

 

GIGAZINEの記事中にあるような、画面全体に薄めに入っているものについてはかなり上手く消せるのですが、中の人が作ったような透かしというよりはガッツリ文字が入ってしまっているタイプの透かしは苦手なようです。

 

ただ、今回のようなガッツリ文字が入っているタイプの透かしについては、このサービスを使わなくてもフォトショで一発で消せるので何もこのサービス使うまでもないかと思います。

 

記事にもあるように、このサービスについては「ストックフォト」のサービスを脅かすような恐れのあるサービスですし、倫理的に非常に問題があるようにも思います。

 

当然ですが「ストックフォト」で販売されている画像は、撮影者などへの費用なども含まれているわけで商品として販売しているわけですから、透かしを消して利用するなどは当然ご法度です。

 

Chat GPTのようなAIサービスも含めて、AIの倫理的な利用をきちんと検討する時が来ているのかも知れませんね。