企業様よりご提供いただいた商品やサービスを中の人が忖度なくレビューするこのコーナー。
2回目の今回は 株式会社UCWARE 様よりご提供いただきました”企業用メッセンジャーアプリケーション”「UCWORKS(ユーシーワークス)」のレビューとなります。
日本では本年12月中旬にリリース予定となっているものですが、一足早く利用させていただくこととなりました。株式会社UCWARE 様ありがとうございます。
尚、今回のものは開発版となりますので製品版では多少内容の変更があることもございます。
予めご了承ください。
さて、今回レビューする「UCWORKS(ユーシーワークス)」ですが、一般的に”ビジネスチャット”と呼ばれているツールです。簡単に言えば「LINE」のビジネス版と思っていただいていいでしょう。
大企業を中心に導入が進んでおり、SlackやMicrosoft Teamsなどが有名です。大企業の導入が進んでいることから最近では中小企業でも非常に導入が増えているツールです。
ビジネスチャット導入による利点としては、社内メールの処理に忙殺されることが無くなることが大きなメリットの一つとなるでしょう。メールをチャットに改めることで、チームスペース内のミーティングの内容についてチームメンバーの誰でも発言・閲覧することが出来るようになり、風通しの良いチームと闊達な発言が期待できます。
では、早速「UCWORKS(ユーシーワークス)」の内容を見ていくことにしましょう。
まずは起動画面がこちら・・・
起動画面の第一印象として思ったは、「いかにも高機能そうだなぁ」ということ。
多くのビジネスチャットの場合、起動画面ではチームメンバーとチャネル、ウェブ会議程度が表示されるだけですが、「UCWORKS」の場合はご覧のようにアイコンがズラッと並びます。
デフォで表示されるメニューは以下のようになっています。
- グループ表示
- 組織図選択
- 検索
- チャットルーム
- メッセージ
- 通知
- お知らせ
- ワンクリック(One-Click) 遠隔制御機能により、外回りや出張時に、モバイルからオフィスPCを制御することが可能。
- リモートコントロール機能により、相手のPCをリモートで操作することが可能です。別途プログラムをインストールせずに、メッセンジャー上で「申請~承認」まで簡単に利用可能。
特にワンクリック(One-Click) 遠隔制御機能については、多くの企業で別途VPNなどを利用して社内クライアントにアクセスさせていることが多いと思いますが、それが「UCWORKS」を導入だけで可能となります。
リモートコントロール機能については、情報システム部などでの社内ヘルプデスクなどでの活用が予想されます。
どちらも通常は別途サードパーティのアプリやVPN機器などを利用して実現すべきところを、「UCWORKS」を導入するだけで可能となることは非常に有用で効率的ですね。
また、既存のチャットツールでは、テレビ会議機能も当然のように備えていますが「UCWORKS」でもテレビ会議機能をサポートしています。「UCWORKS」の自社サービスWebRTCテレビ会議機能だけでなく、Zoomとの連携機能も備えています。
それだけでなくリアルタイムでの自動翻訳による字幕表示、自動議事録機能も内蔵しているので、スムーズに効率的に海外クライアントとのミーティングを行うことが可能です。メッセージやチャットにおいてもリアルタイム翻訳サービスを提供しており、単純なテキストから添付ファイルまで自分の望む言語へすぐに翻訳されるので業務の生産性を高めることができます。
以下のメッセージは韓国語で書かれていますが、赤枠部分のアイコンをクリックすると・・・
上記のように、一瞬で日本語へ翻訳できました。異なる言語間でのコミュニケーションも簡単です。
更に、企業利用で気になるのがセキュリティですよね。「UCWORKS」では、メッセージ/ファイルの暗号化、セキュリティ監査追跡、チーム別/グループ別コミュニケーション制限などで内部データに対するセキュリティ対策を徹底的に行うことができます。
メッセンジャーユーザーが送受信するすべてのデータに対しても、OTPベースの暗号化とE2EE(EndToEndEncryption)通信を行っていますので、セキュリティも万全です。
さて、今まで「UCWORKS」の主要な機能について見てきましたが、導入の際の提供方法はどうなっているでしょう?
最近のチャットツールはクラウドベースでの提供が殆どです。しかし、「UCWORKS」はクラウドベースでの提供だけでなくオンプレミスでの提供も行っているところが特徴です。
中の人も仕事柄、多くの中小企業様にお伺いするのですが、経営層の中には未だにクラウドに懐疑的な方々がいらっしゃることも事実です。”クラウド”という言葉を出すだけで眉間にシワが寄ることもしばしば・・・
そのような経営層に対しても、オンプレミスでの導入も可能であるということは、導入へのハードルを下げる大きな選択肢となるでしょう。
最後に「UCWORKS」の導入事例ですが、「UCWORKS」はサムスン電子を始めとする韓国内の約1,000に渡る民間企業と、産業通商資源部や外交部などの政府機関や公共機関のおよそ40%で利用されているなど、既に多くの企業や組織で利用されています。
今回「UCWORKS」レビューをさせていただき感じたのは、まさに”オールインワン(All-in-one)B2Bコミュニケーション”ツールであるということ。
組織が肥大化して組織内の風通しの悪くなっている中堅企業などには、特にぴったりなビジネスチャットツールと言えるでしょう。
ビジネスチャットツールの導入をご検討中の企業様は、下記URLをご覧の上、是非お問い合わせになってみては如何でしょうか?