音声アシスタントにも広告の波が・・・

 

ITmediaの記事に、 Amazon、Alexaの答えに特定企業の製品を盛り込む「Customers Ask Alexa」 てのがありました。

 

米Amazon.comは9月15日、開催中の小売業者向け年次イベント「Amazon Accelerate」で、音声アシスタント「Alexa」を利用する小売業者向けプログラム「Customers Ask Alexa」を発表したそうです。記事によると・・・

 

Alexa搭載端末のユーザーのAlexaへの質問に、適切なものであればプログラムに参加する企業が用意した回答が採用されるというものだ。
例えば、「Alexa、カーペットからペットの毛を取るにはどうすればいい?」という質問に対し、現在はインターネット上の一般的なアドバイスを提供しているが、プログラムに参加する企業による回答と、質問に関連するAmazon上の商品ページへのリンクが表示されるようになる。

 

だそうです。現在では、ネット上のありとあらゆる場面で広告が表示されますよね。Googleで検索すればその検索ワードにまつわる広告が表示されますし、Twitterやインスタ、YoutubeのようなSNSでも広告が表示されます。

 

ただ、今回のAlexaやGoogleアシスタント、Siriのようないわゆる音声アシスタントには広告的なものはなかったように思います。中の人もGoogle Home(元Google Nest)をかれこれ5年近く常用してますが、広告的なものは聞いたことがありません。

 

ところが今回のニュースによれば、AmazonのAlexaには企業による回答と商品ページへのリンクが表示されるようになるというじゃないですか!

 

これだと純粋な検索結果が出てこないのではないかと危惧します。Googleの検索結果のように検索結果と広告が分けて表示されれば、いいのですが音声のみの場合だとそういうわけにもいかないでしょう。

 

Amazonがこういったことを行うということは、当然ながらGoogleも追随するでしょう。AppleのSiriはプライバシーにウルサイのですぐに同様のことはやらない気もしますが、さて・・・

 

もし将来、中の人がGoogle Homeにある日こんなことを訪ねたとしたら・・・

 

「OK Google! 頭が痛いんだけど・・・」

「それなら、ロキソニン がいいでしょう。この近くに販売店は3件ありました。1件目は・・・」

 

「OK Google! 今すぐなにか食べたいよ」

「それなら、UberEats がいいでしょう。アプリを開きますか?」

 

「OK Google! 彼女が欲しいよ・・・」

「それなら、Tinder がいいでしょう。あなたにマッチする女性が3人見つかりました。」

 

こんなふうになるのかなぁ。

ゾッとするよw

こんな未来は嫌だなぁ・・・