昨日から今日にかけては、ケータイ、固定回線、更にはチャットツールまで、まさに”障害祭り”でした。詳しくは以下の記事をご覧ください。

KDDIは障害の時間は約45分間と短いものの、先の大規模障害もあり「またか!」と言わざるをえない状況でした。
 
NTT西日本では、固定回線の「フレッツ 光クロス/ネクスト/ライト」で通信障害があり、約6時間に渡ってインターネットがつながりにくい状況になっていました。
 
更に、マイクロソフトのチャットツールである「Teams」でも8月25日早朝から午後3時ごろまで障害が発生し、利用しにくい状況が続いていました。
 
正に今日は全国的に障害祭りだったわけですが、こういう場合にどのように対処したらいいのでしょう?もちろん、復旧するまで待つのもいいのですが、仕事で利用する場合そうもいかないこともありますよね。
 
それぞれの障害について、対応策を纏めてみました。
 
・ ケータイの障害の場合
 
ケータイの障害の場合、通信がダメ、通話がダメ、若しくは両方のダメな場合が考えられますが、通話がダメでも現在はメールやチャットなど連絡手段が多くありますので、とりあえず通信ができればなんとかなりそうです。
 
そういう場合に手っ取り早いのはWi-Fiに繋ぐことでしょう。例えば、スタバやドトールなどのカフェ、コンビニのWi-Fi(現在はローソンだけかも)、マクドナルドやケンタッキーのようなファーストフード等々、フリーのWi-Fiが利用できるスポットは多くあります。
 
そういった場所でWi-Fiに繋ぐことができれば、とりあえずの通信は可能です。ただ、フリーのWi-Fiの場合、セキュリティが不安ですのでVPNアプリの利用をお薦めします。
 
オススメは CloudflareのWARP です。無料で誰でも利用できます。速度はめちゃくちゃ早いわけではないですが、緊急用と考えれば十分です。フリーのWi-Fiでの利用には必須と言っていいでしょう。
 
・ 固定回線の障害の場合
 
固定回線の障害の場合は、スマホに頼るのが手っ取り早いでしょう。BYODが認められている環境であれば、会社のメールもスマホで利用できますし、チャットツールも使えますから問題ありません。
BYODが認められていない場合は、PCをフリーWi-Fiに繋ぐことや自前のスマホのテザリングを利用することで対応可能です。スマホのテザリングは結構ギガを喰いますので、仕事で使う場合にはご注意を・・・
 
・ チャットツールの障害の場合
 
チャットツールの障害の場合は、予め障害に備えて予備のツールを用意しておくのがいいかもしれません。今回の障害はTeamsでしたが、予備のツールとしては Slack が妥当でしょうか。アプリ版はもちろんブラウザでも利用できますので、あえてアプリをインストールする必要もありません。
 
他には、Google Chat などもいいかもしれません。Googleアカウントはかなり多くの方が取得済みだと思いますので、あえて新たに取得することも無いでしょうし、こちらもブラウザでも利用できますので、アプリをインストールする必要もありません。
 
 
以上のように、通信やコラボツールの障害に対しても予備回線や予備ツールを予め用意しておくことで、業務を滞らせることなく遂行可能だと思います。
 
普段から障害が起きた際の対応などを検討しておくのがいいかもしれません。この機会に是非お考えになってみてくださいね。