増えてます・・・

 

INTERNET Watchの記事に、 電話をかけさせるフィッシング「ビッシング詐欺」メールが増加中 てのがありました。

 

株式会社カスペルスキーは、音声を使用したフィッシング「ビッシング(Voice+Phising)詐欺」に使用されるメールが世界中で増加しているとして、情報を公開したそうです。記事によると・・・

 

今回、同社が取り上げている手口では、メールで最初のアプローチが行われる。詐欺師はまず、大手のオンラインストアや決済システムなどを装ってメールを送信し、メールに記載した番号に電話をかけるよう促す。そして、メールを見て電話をかけてきた利用者から、口座情報などを聞き出し、金銭を窃取する。

 

だそうです。電話による詐欺はいわゆる”オレオレ詐欺”のような古典的な手法から、今回のようなメールによる手法まで様々ですが、最終の連絡手段が「電話」であることは一緒です。

 

メールやSMSによるフィッシングや詐欺は、URLなどをキチンと確認することである程度の自衛は可能です。

 

ただ、電話の場合は電話番号だけで相手が詐欺かどうかを確認するのは困難です。もちろん、事前にその電話番号を検索するなどすれば、悪名高いものであればすぐに詐欺の電話番号であることも確認できるかもしれませんが、攻撃者側も電話番号を定期的に変更するなどして対抗していますので、なかなか難しいでしょう。

 

記事中にもあるように、大手オンラインストアや決済システムなどを装っているようですので、一度その業者の正規の電話番号をネットで確認した上で、その電話番号に電話して現在の状況を確認してみるのもいいでしょう。

 

とにかく、メールやSMSなどに記載の電話番号やリンクには直接連絡することは避け、業者の正規の電話番号を検索して連絡するような習慣を普段から身に付けたいものです。

 

今後も同様のメールは増加することが予想されますので、十分にご注意ください。