もう無いと思うけど・・・
INTERNET Watchの記事に、任天堂、セキュリティの懸念から「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ」「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ」の使用中止を呼び掛け てのがありました。
任天堂株式会社は7月20日、「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ(NTR-010)」と「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ(WAP-001)」の使用中止をウェブサイトで呼び掛けたそうです。記事によると・・・
ニンテンドーWi-Fi USBコネクタは、2005年11月に発売された、ニンテンドーDSなどの同社ゲーム機用Wi-Fiアダプター。PCのUSBポートに本製品を接続することで、Wi-Fiルーターがない環境でもゲーム機をWi-Fi接続可能にする。暗号化方式にWEPを採用しているが、第三者により短時間で暗号が解読される可能性があるという。
だそうです。記事にもあるように、2005年11月発売のものですので既に17年も前の製品です。
なので、既にご利用の方も少ないと思いますが、ニンテンドーがこのようにアナウンスするということは、未だにご利用中の方がいることが確認されているからアナウンスしているのでしょう。
ネットワーク関連のルーターやハブのような機器は、PCやスマホと違って動いている限りは使われ続けることが殆どです。中の人も実際にお客様先で10年くらい前のルーターにお目にかかることも珍しいことではありません。
なので、今回の機器も数は少ないと予想されますが、未だ現役の機器もあるのでしょう。
記事中にある「暗号化方式にWEPを採用」とありますが、このWEPという暗号化方式は非常に悪名高く、暗号化方式ではありますがぶっちゃけ誰でもハッキング可能なくらいに脆弱なもので、暗号化の意味を成さないものです。
Youtubeで「WEP ハッキング」で検索すれば、いくらでも方法が出てくるような状態です。もちろん、ハッキングは不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)に該当し、違法行為ですので、ご注意を。
今回の機器だけでなく、古いルーターなどをご利用の場合に無線LANの暗号化方式に「WEP」が指定されている場合は、同様の注意が必要です。
もし、上記機種や暗号化方式に「WEP」をご利用の方がいらっしゃいましたら、早急に最新の無線LANルーターに交換するなどの対応をお薦めします。
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