本気で考えるよね・・・
ITmediaの記事に、 au通信障害、「完全復旧」を発表 発生から86時間 てのがありました。
KDDIは7月5日、2日に発生した通信障害について、完全に復旧したことを発表したそうです。
記事によると・・・
7月4日午後3時に音声通話・データ通信に問題がないことを確認していたが、5日の午後3時36分をもって最終確認を実施。障害発生から約86時間経っての完全復旧となり、KDDI史上最大の通信障害となった。
だそうです。既に多くのマスコミで報道されていますので、詳細は割愛しますがKDDIの通信障害がやっと復旧したようです。
今回の件で、1社の通信会社に依存する体制が、生活に多大な影響を与えることを認識された方も多いかと思います。
そこで、今後の対策としてデュアルSIMの構築をホンキで考えてみました。
デュアルSIMというのは、1台の端末に2枚のSIM(1枚はeSIMの場合もあり)を挿して利用する方法です。スマホオタクの間では、既に実践されている方も多いようです。今回のような、キャリアの通信障害の場合でもデュアルSIM構成にすることで、通信障害を回避することが可能となります。
では、実際にデュアルSIMにするにはどうすればいいのでしょう?
デュアルSIMを利用するには、ご利用中の端末がデュアルSIMに対応しているかどうかを確認する必要があります。iPhoneであれば、物理SIM1枚とeSIMの構成でデュアルSIMを構築することが可能です。Androidの場合でも多くの機種でデュアルSIMを構築することが可能ですが、ご利用中の端末が対応可能かどうかはご確認下さい。
次に考えなければならないのは、「費用」の問題です。通常は1枚のSIMだけで利用している方が多いでしょう。当然ながら、通信や通話の費用も1枚のSIMのみの費用です。デュアルSIMにすると、当然ながらSIM2枚分の費用が必要となります。
ただ、メインで利用するSIMは通信も通話も必要でしょうが、サブで利用するSIMはぶっちゃけ通信のみでもいいかもしれません。電話できなくても、LINEやメールなどでなんとかなる場合も多いですよね。なので、2枚めのSIMは通信だけで利用することも検討するのが費用を抑えるうえで重要です。
次に、どこのSIMを利用するかですが、当然ながら同じキャリアのSIMを利用しては、通信障害を回避する意味がなくなりますので、2枚とも違うキャリアのSIMを利用すべきです。例えば、ドコモとソフトバンクとか、ソフトバンクとKDDIとかですね。
注意しなければならないのは、サブブランドなどの利用です。UQモバイルはKDDIの回線を利用していますから、UQモバイルとauとかの組み合わせはダメです。同様にワイモバイルはソフトバンクの回線を利用していますので、ワイモバイルとソフトバンクの組み合わせもだめです。
また、MVNOでもドコモやKDDIやソフトバンクの回線を利用している場合もありますので、利用を希望する回線がどこのキャリアを利用しているかは、必ず確認するようにしましょう。
最後に、オススメのデュアルSIM構成の組み合わせですが、今回の件もありますからメイン回線でKDDIを選びたいという方は少ないかもしれません。なので、メイン回線はドコモ系やソフトバンク系でいいでしょう。
サブ回線はあえてpovoをお薦めします。povoは御存知の通り、基本料ゼロ円で維持できますのでサブ回線にはうってつけです。ただ、半年間一度もトッピングを利用しないと回線を停止させられてしまうので、半年に1回はトッピングを利用するようにしましょう。
povoの最も安いトッピングは、24時間使い放題で330円ですから、半年に1回だけこのトッピングを購入すれば維持できます。半年で330円ですから、月額55円です。これならサブ回線として負担のない額ですよね。正直、これ以上安く維持できる回線は無いので、サブ回線はpovo一択です。
今回の件で、あらためてケータイ回線の重要性を再認識された方も多いのではないでしょうか?
デュアルSIMを構築することで、今回のような通信障害を回避することが可能です。
この機会に、デュアルSIMをご検討になってみてはいかがでしょうか?