マイクによってかなり違うよ・・・
ITmediaの記事に、「Web会議で疲れるのは音質が悪いから」NTTデータとSHUREが調査 理解度が下がりストレスに てのがありました。
Web会議で疲れるのは音質が悪いから──そんな調査結果を、NTTデータと音響機器メーカーのシュア・ジャパン(東京都港区)が6月13日、発表したそうです。記事によると・・・
2社はWeb会議における疲労感の原因について調査。共同で、Web会議における音質の違いが人間のストレス反応に与える影響を実験により検証した。
実験によれば、音質が悪いと内容が理解できず、認知機能への負荷が高まり参加者にストレスを与える結果に。さらに同じ状態が長引くと認知機能が低下し、理解力や判断力、反応スピードが鈍る、内容が理解できないストレスが徐々に蓄積されていく──といった影響があった。
だそうです。コロナの影響ですっかり定着したウェブ会議ですが、会議中の相手の「声」ってよく聞こえていますか?また、自分の声を確認したことがありますか?
記事にもあるように、ウェブ会議での音声の質が悪いと聞き取りにくかったりしてストレスが溜まることもあるかもしれません。それは、利用している人の声質や入力レベルの問題もあるかもしれませんが、使っているマイクに問題がある場合もあります。
皆さんはウェブ会議の際に、どのようなマイクを使っていますか?ノートパソコンに付属のカメラとマイクを使っていたり、ウェブカメラに付属のマイクを使っていたりしますよね。でも、それ以外にもヘッドセットのマイクや、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクなどのマイクを単体で利用している人もいるかも知れません。
それによって、音質がどのように変わるのかは、あまり確認したことがないと思います。そこで、今回は中の人が利用している「ウェブカメラ」のマイクと、「ヘッドセット」に付属しているマイク、それと「コンデンサーマイク」を利用した際の声質やノイズの違いを確認してみました。
実際に利用した機器は以下のとおりです。
ウェブカメラ : エレコム WEBカメラ UCAM-C750FBBK
ゲーミングヘッドセット : ロジクール G533 Prodigy ゲーミング ヘッドセット
コンデンサーマイク : FIFINE USBマイク コンデンサーマイク K056
どれも既に数年前の品で決して高級品などではなく、ありふれたものばかりです。
では、まずウェブカメラのマイクで録音した音声をどうぞ!オッサンの汚い声は我慢して聞いて下さいね。
むしろ、無音中のホワイトノイズ(サーという雑音)などに注意してお聞き下さい。できれば、イヤホンやヘッドホンで聞いていただいたほうが違いが分かりやすいでしょう。
ウェブカメラのマイクで録音した音声です。下の再生ボタンを押すと再生します。
次にヘッドセット付属のマイクで録音した音声です。
最後にコンデンサーマイクで録音した音声です。
いかがでしょうか?ウェブカメラのマイクで録音した音声には、明らかに「サー」というホワイトノイズが常に聞こえていると思うのですが、コンデンサーマイクで録音した音声では、ホワイトノイズがほぼ聞こえないことがご確認いただけたと思います。
コンデンサーマイクに関しては、Amazonで見つけた中華製の激安コンデンサーマイクですが、こんなものでもウェブカメラのマイクに比べると格段に音質が高いのはお分かりいただけるでしょう。
同じ「マイク」でも種類によって、かなりノイズや音質が変わってくることがご理解いただけたと思います。
ウェブカメラのマイクやヘッドセットのマイクは、正直あまり出来の良いマイクは無いと思うので、安い中華製のコンデンサーマイクやピンマイクなどを利用するのがいいかもしれません。
PCで利用する場合、Amazonではこれが安くて人気のようです。
スマホで利用するなら、このようなピンマイクがいいでしょう。
ノイズの少ないマイクを使って、快適なウェブ会議が出来ることを願っています。
6/15追記:
現在、音声の共有先のDropboxから音声ファイルについてtoo many requestsとのことで、音声が再生できない状況となっております。24時間は利用できないようですので、大変申し訳ございませんが、アクセスが落ち着いたあとに音声ファイルをご確認頂ますようお願い申し上げます。
6/15追追記:
ブログ上での音声再生が出来ない場合は、以下のURLから音声ファイルをダウンロードすることでもご確認いただけます。
ウェブカムのマイクで録音した音声
https://fire.st/KpP7nyB
ゲーミングヘッドセットのマイクで録音した音声
https://fire.st/Wgvtoyn
コンデンサーマイクで録音した音声
https://fire.st/BWswjfc