求めるものが違うからね・・・
INTERNET Watchの記事に、 大企業は「Microsoft Teams」「LINE WORKS」が上位、小企業では「Chatwork」「Slack」などが拮抗 てのがありました。
株式会社モニタスは、「利用実態調査 ビジネスチャットツール編」の結果を発表したそうです。記事によると・・・
従業員1000名以上の企業での利用率は「Microsoft Teams」「LINE WORKS」の2つが強いが、100名未満の企業ではビジネスチャットツール自体の利用率が低く、「Chatwork」「Slack」「LINE WORKS」「Microsoft Teams」が拮抗している。
だそうです。チャットツールを導入している企業様もかなり増えてきました。従来のメールでのCCなんかのやり取りで、社内メールが増えて本来の業務に支障をきたしている企業様などには、かなり導入効果がありますよね。
記事にもあるように、大企業では「Microsoft Teams」「LINE WORKS」が、中小企業では「Chatwork」「Slack」あたりが強いというのは、弊社のお客様でもほぼ同様の傾向が見られますので、調査結果にも納得です。
この違いは、大企業と中小企業においてチャットツールに求めるものの違いが影響しているように思われます。
大企業においては、こういったツールの導入には、「安定性」、「セキュリティ」、「既存アプリとの親和性」などが求められますので、MS Officeとの親和性が高い「Microsoft Teams」の導入は、必然と言えるでしょう。
大企業だけでなく、行政などでも「Microsoft Teams」の導入は進んでいて、 裁判所の民事訴訟手続きの IT 化において、Microsoft Teams が採用 されるなどしています。単にMSの営業力が高いともいえますが・・・
それに対して、中小企業においてチャットツールに求められるものは、「使いやすさ」や「コスト」が大きな割合を占めます。
「Chatwork」も「Slack」も、どちらもシンプルなUIで、初心者でも比較的スグに利用できるのは魅力です。また、どちらも無料でも業務に利用できるレベルで、それなりに使えてしまうことが導入のハードルを下げています。
「Chatwork」と「Slack」のどちらがいいですか?」というようなお問い合わせも頂いたりするのですが、チャットツールをどのように使いたいかによって、選択が変わってくるので難しい質問ですが、シンプルに簡単に使いたいなら「Chatwork」。機能や拡張性を求めるのであれば「Slack」といったところでしょうか。
社内のコミュニケーションに問題を抱えている企業様は、この機会にチャットツールの導入をご検討になってみてはいかがでしょうか?