4年後のために・・・

 

ITmediaの記事に、 Google、無料OS「Chrome OS Flex」を発表 Intel MacやWindows PCをChromeマシンに てのがありました。

 

Googleは、Windows PC、Intel Macにインストールして使用可能な無料OS「Chrome OS Flex」を発表したそうです。記事によると・・・


現在、早期アクセスを実施していて、開発版が利用可能となっている。

買収したNeverwareの「CloudReady」をChrome OSに統合した製品で、Chrome OSと同じコードベースとリリース時期で開発され、一貫したエンドユーザー向けIT体験を保証するという。
IntelまたはAMDx86-64ビット互換デバイスで、4GBメモリ、16GBストレージの端末にインストール可能で、USBメモリからの起動も可能となっている。

 

だそうです。「Chrome OS」というのは、Chromebookなどに搭載されているブラウザのGoogle ChromeベースのOSのことを指します。一般的にはまだまだ知名度が低いOSですが、近年は GIGAスクール構想 の標準仕様端末のOSに選ばれたこともあり、学校教育の場面ではかなり使われているOSとなっています。

 

Google Chromeは既に世界シェアNo.1のブラウザですので、ご利用の方も多いかと思います。ChromeではGmailやGoogleカレンダー、GoogleフォトやGoogle Map等々、ブラウザのみで利用できるサービスが多々あるため、ブラウザだけで仕事ができる環境の方も多いのではないでしょうか。

 

かくいう中の人もその一人で、基本的な仕事はブラウザのみで完結しています。そういう場合は、今回のChrome OSも問題なく利用できるでしょう。

 

話は変わりますが、現在Windowsの最新版は御存知の通り、Windows11となっています。Windows11は現在Windows10からの無料アップグレードが可能ですが、すべてのPCがアップグレード可能というわけではなく、マイクロソフトが定めたハードウェア仕様にあったPCのみがアップグレード可能なのです。

 

具体的にはIntelのCPU搭載機であれば、おおよそ第8世代Coreプロセッサ以降のCPUのみが対象で、それ以前のCPUはWindows11にアップグレード出来ません

 

つまり、アップグレード出来ないCPUはWindows10のサポートが終了する 2025年10月14日 以降はWindowsを利用できないこととなります。ちなみにIntelの第7世代や第6世代などの上位モデルのCPUは現在でも普通の使い方であれば、特に不自由なく利用できるだけのスペックがあるにも関わらず、4年後にはWindowsを利用できなくなってしまうわけです。

 

正直、これは非常にもったいない話です。そこで、そういったPCをご利用の方は、今回の「Chrome OS Flex」を4年後にぜひご利用いただきたいと思うわけです。無料で利用できますし、スペックもよほど古いPCで無い限りはインストール可能です。(2007年以前のPCは流石にキツイみたいです)

 

中の人も、今回のものではなく現行の「CloudReady」を仮想環境にインストールしてみましたが、まさにChromeを使う感覚なので、特に違和感なく利用することが出来ました。Chromeを使い慣れている方なら、すぐにご利用いただけるでしょう。

 

ちなみにこんな画面ですよ。

 

Windows11にアップグレード出来ない古いPCをご利用の方は、今回の「Chrome OS Flex」をぜひご利用になってみてはいかがでしょうか?