コロナ禍にこれは・・・
窓の杜の記事に、 Windows 10/11でVPNに接続できない問題が発生中 てのがありました。
米Microsoftは、2022年1月の月例セキュリティアップデートを適用したWindows 10/11環境で、ベンダーIDを含むIPSEC通信に失敗する現象が発生していることを明らかにしたそうです。記事によると・・・
L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)やIPSEC IKE(IP Security Internet Key Exchange)を用いたVPN接続も影響を受ける可能性があるという。
だそうです。この問題で影響があるOSは以下のとおりです。
- Windows 11 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H1
- Windows 10 バージョン 20H2
- Windows 10 バージョン 1909
- Windows 10 バージョン 1809
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows 10 バージョン 1607
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
- Windows Server 2022
- Windows Server バージョン 20H2
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
まぁ、つまり現行のWindows10と11及びWindows Serverの殆どが影響を受けるということです。
コロナ禍でテレワークを実施中の方も多いかと思われますが、多くの方がVPN経由で会社のマシンにアクセスされているでしょう。その場合、今回の不具合により接続できない事象が多発していることが予想されます。
記事にもある通り、回避策としてサーバー側の設定でベンダーIDを無効化する方法が案内されていますが、これが可能なのは管理者のみだと思われるため、単にアクセスする側で出来ることは何もありません。
管理者がサーバー側の設定でベンダーIDを無効化して対応してくれればいいですが、それが出来ない場合はマイクロソフトの対応を待つしかありません。
現時点でVPN接続が出来ない方は、PCの問題や機器の故障を疑う前に、本件が関係していないか管理者に問い合わせることをお薦めします。管理者がいない場合は、マイクロソフトの対応をお待ちいただくか、急ぎの場合は出社して対応されるほうが早いでしょう。
こんなときにワザとやっているのかと思うようなタイムリーなバグですが、マイクロソフトの早急な対応が待たれます。