競合潰しか?・・・
PC Watchの記事に、 Adobe、無料の「Creative Cloud Express」投入。デザインの心得がなくても高品質コンテンツを簡単に作成可能に てのがありました。
Adobeは、12月13日(現地時間、日本時間12月14日)に米国で記者会見を開催し、同社のサブスクリプション型クリエイターツールCreative Cloudの新しいファミリー製品となる「Creative Cloud Express」を発表したそうです。記事によると・・・
Creative Cloudが、Photoshop、Lightroom、Premiere Pro、Illustratorなどを使用するプロを対象にしているのに対して、Creative Cloud Expressはそうしたツールには精通していないようなユーザーを対象とし、誰でも手軽に高品質なコンテンツが作れることを目指したツールとなる。
これにより、画像や動画を手軽かつ高品質に編集したいというユーザーのニーズに応える。例えば、中小企業やレストランなどといった、PhotoshopやPremiere Proに精通した専任のデザイナーを置くことができないような規模の事業者であっても、Creative Cloud Expressを利用することで、見栄えのする自社ロゴを作成できる。
だそうです。クリエイティブアプリの絶対王者 Adobe 様が、また一つ新たな領域に踏み込んできました。
「Creative Cloud Express」という入門者向けのアプリです。詳細は記事に譲りますが、Adobe CCにあるようなプロフェッショナル向けのアプリ群は、初心者にとっては多機能すぎて使いこなせない場合があるとともに、かなり高価なアプリでもあります。
その入門者を取り込むためのアプリが今回の「Creative Cloud Express」と思っていいでしょう。
記事にもある通り、数多くのテンプレが用意されているために、テンプレ内の文言を変えるだけでそれなりの作品ができあがるようになっています。操作も簡単で画像編集などを行ったことがない方でも利用できるように工夫されています。
この手のアプリは、以前に本ブログもご紹介したことがある Canva や、先週ご紹介した Picsart なんかがありますが、UIなどがかなり似ていますね。有料プランに関しても月額1,000円程度と料金設定も似ています。
どちらが寄せたのかは知らんけど・・・
「Creative Cloud Express」の有料プランは、クラウドストレージ100GBと最大で2万にもおよぶAdobe Fontsのフォントや、ロイヤルティーフリーで利用できるAdobe Stockのイメージも利用可能と、Adobeにしてはかなりお得感が強い料金設定です。
正直、前述のCanvaやPicsartの知名度とAdobeのそれを比べた場合、圧倒的にAdobeが有利なわけで、同じようなサービスを提供している企業にとって、今回の「Creative Cloud Express」の提供はかなり驚異になることでしょう。
「写真編集や動画編集を行ってみたいけど、敷居が高くて・・・」という方は、この機会に「Creative Cloud Express」をまずは無料でご利用になってみてはいかがでしょうか?
Canvaからの乗り換え組も・・・