安くなるに越したことはない・・・

 

ケータイWatchの記事に、IIJmio、国内通話料金を値下げ てのがありました。記事によると・・・

 

改定内容は、携帯電話やIP電話、固定回線への国内通話料金が「22円/30秒」から「11円/30秒」に、同一mioID内で契約中の音声SIM同士の国内通話料金(「ファミリー通話割引」適用時)は「17.6円/30秒」から「8.8円/30秒」に値下げされる。プレフィックス番号付加や通話アプリ「みおふぉんダイアル」を利用した場合の通話料金は変更しない(11円/30秒)。

 

だそうです。今までのMVNOですと、指定の通話アプリ経由で利用することで料金が安くなる仕組みのものが多くありました。いわゆる”プレフィックス方式”と呼ばれるもので、電話番号の前に指定の番号をつけることで料金が安くなる仕組みですね。昔からある「大口割引」を利用した方法で、IP電話ではなく回線交換方式ですので通常の通話と変わらない品質で利用できるのが特徴です。

 

今回のIIJの値下げに関しては、キャリアがMVNO向けに提供を開始した「プレフィックス番号自動付与機能」を利用したものです。

 

これにより従来の指定アプリを経由せず、スマホのデフォルトの通話アプリを利用しても料金が安くなることを実現しています。ちなみに、各社キャリアのプレフィックス番号自動付与機能の接続約款によると、ドコモは1秒あたりの通話にかかる料金が0.040849円、1回線あたりの基本料が月額85円。KDDIは1秒あたり0.055527円、基本料が月額83円。ソフトバンクは、1秒あたり0.052657円で、基本料が月額88円となっています。

 

わかりやすく計算すると、たとえばドコモの場合、30秒あたりの料金は約1.2円となります。もちろんこれは卸料金ですので、今回のIIJの料金はMVNOの利益を含めて計算されているはずです。

 

今回はIIJの発表となりましたが、他のMVNOも当然「プレフィックス番号自動付与機能」を利用して同様の施策を出してくると思いますので、MVNOの通話料金はこの料金が平均となってくると思われます。

 

通話する機会はかなり減っているとは言え、緊急時などには電話することもあると思いますので、安くなるに越したことはないですね。IIJ以外のMVNOユーザーも期待して待っていいでしょう。