リアルな数字・・・

 

GIGAIZINEの記事に、 合計18万台近いHDDの故障率レポート2021年Q2版をBackblazeが公開、HDDとSSDの故障率比較も てのがありました。

 

クラウドストレージサービスを提供するBackblazeが、2021年第2四半期(2021年4月1日~6月30日)におけるHDDやSSDの故障率レポートを発表したそうです。記事によると・・・

 

Backblazeが2021年6月末時点で所有していた17万8166台のHDDから、テスト用と台数が60台未満のモデルを除いた合計17万7935台のHDDについて、2021年第2四半期の故障率を示した表が以下の通り。HDDの合計台数は17万7935台、3カ月間の通算運用日数は1588万4445日、故障したHDDの台数は439台、通算の年間平均故障率(AFR)は1.01%となっています。2021年第1四半期のAFRは0.81%であり、約1年ぶりにAFRが上昇に転じたとのこと。

 

だそうです。このBackblazeの故障率レポートについては、本ブログでも2014年に一度取り上げていましたが、当時から4半期ごとに発表されていました。

 

その当時から比べると、HDDメーカーも統廃合が進み、また、SSDの台頭もあってかなり状況が変わりましたが、HDDメーカーの2大巨頭である Western DigitalSeagate では、表立った故障率はそんなに変わってないように思います。どっちがアレとはあえて言いませんが・・・

 

HGST亡き今、世界中のHDDメーカーはWDとSeagate、そして東芝の3社のみとなり、ほぼ寡占状態ではありますが、昔と同じようにWDの故障率の低さは目立ちます。

 

また、今回はSSDとの比較も掲載されていますが、故障率はやはりSSDのほうが低いとは言え、寿命や容量はHDDが勝っている部分もあり、用途によってうまく使い分ける必要があることが伺えます。

 

HDDやSSDを導入する際などは、今回のレポートを参考にメーカーを選んでみるといいかもしれません。