今も昔も「空冷」は有効・・・

 

ITmediaの記事に、 炎天下で60度に発熱したスマホ、効果的な冷却方法は? 電通大が実験 てのがありました。

 

電気通信大学は8月10日、炎天下で発熱したスマートフォンの効果的な冷却方法について実験した結果を公開したそうです。記事によると・・・

 

最も効果的だったのは、スマホの電源を切って直射日光を避け、扇風機の風を当てる方法だったという。一方、冷蔵庫や保冷剤での冷却は故障の原因になると注意を促した。

 

だそうです。今日は暑かったですね。本格的な「夏」を感じます。暑い夏でも外でスマホを使う場合もあるかもしれません。しかし、スマホもPCも殊更「熱」に弱いのです。

 

PCの場合、大なり小なりCPUの冷却のために「ファン」がついているものが多く、ファンが回ることでCPUに風を当てて「空冷」しているわけですが、スマホの場合、ファンが付いているものはほぼ無く、ファンレスで運用されているものがほとんどです。

 

ファンレスでも、冷却のために「ヒートシンク」という主に銅製の冷却装置がついているのですが、当然ファンレスですと、ファンがある場合に比べると冷却効率は落ちるわけです。

 

なぜ冷却しなければならないかというと、PCやスマホの心臓部とも言えるCPUは熱を発します。その熱をそのままにしておくと、「熱暴走」という正常に働かない状況に陥ります。そのため、積極的に「冷却」する必要があるわけです。

 

今回の実験を見ても、電源を切って扇風機で冷やすことが効果的であることは立証されましたので、炎天下でスマホを利用中に、スマホが思うように動かなくなった場合には、電源を切って風を当てて冷やしてみてください。

 

記事にもある通り、冷蔵庫に入れたり保冷剤で冷やしたりすると、内部が結露して最悪の場合ショートして故障の原因になりかねませんので、オススメできません。

 

熱でスマホがおかしくなった場合には、落ち着いて電源を切って風を当てる方法を試してみてください。扇風機がない場合には、電源を切って風通しの良い日陰に置くだけでも良いですよ。これから、更に暑くなるかもしれませんが、スマホのご利用は可能な限り涼しい場所で行われることをお薦めします。

 

こういうので積極的に冷やすのもありですよ