最近多いんです・・・

 

INTERNET Watchの記事に、 「ブラウザ通知スパム」からのセキュリティ詐欺コンボにご注意! てのがありました。

 

サイバーセキュリティ企業のトレンドマイクロは7月2日、「ブラウザ通知スパム」に関する注意喚起を行ったそうです。記事によると・・・

 

ブラウザ通知スパムとは、ウェブブラウザーの通知機能を利用し、ネット詐欺サイトへ誘導する手口の1つです。通常、ニュースサイトの新着記事やウェブサービスのお知らせなどを表示する機能で、利用している人も多いでしょう。
サイバー犯罪者はこの通知機能に、「ウイルスに感染している」「今すぐアンチウイルスをオンにする」などと表示して、不正アプリを販売している詐欺サイトなどに誘導するのです。PCを操作していて、通知画面にウイルスに感染していると表示されるのですから驚いてしまうことでしょう。

 

だそうです。本件については、既に本ブログの McAfee(マカフィー)を騙る怪しいウェブプッシュ通知にご注意ください! とのエントリーでご紹介していましたが、最近でも弊社のお客様から同様のご相談があったばかりです。

 

それだけ日常的に脅威が迫っているということでもあるわけですが、これはウェブブラウザーの通知機能を利用しているので、いわゆるウイルスなどではないため、セキュリティソフトも反応しません。

 

ただ、自動的にインストールされてしまうわけではなく、記事にもある通り、ウェブサイトを開いたときに、「●●.comが次の許可を求めています」と画面上部に表示されるのですが、このときにユーザーが「許可」をクリックすると表示されるようになります。具体的には以下のようなものです。

 

 

このようなポップアップが出た場合に、安易に「許可」を押してしまうと、上記のようなセキュリティ詐欺が表示されるようになってしまいます。よほど信頼できるサイトからの通知が欲しい場合以外は、基本的に「ブロック」で問題ありません。

 

もし、「許可」してしまい、セキュリティ警告のような表示が出た場合には、 IPAのウェブプッシュ通知をオフにする方法 にて表示を消す方法が記載されておりますのでご参照の上、ご対応をお願いします。

 

いよいよオリンピックも近づいてきましたが、そういった大きなイベントがある際などは、マルウェアの活動が活発になる時期でもありますので、十分にご注意ください。