いい面も悪い面も・・・

 

ITmediaの記事に、 プライバシー重視検索エンジンDuckDuckGo、「収益は年間1億ドル以上、1億ドル以上の調達も」 てのがありました。

 

「あなたを追跡しない検索エンジン」を謳う米DuckDuckGoは6月16日(現地時間)、「duckduckgrowing」というページ名のブログで同社の急成長ぶりを紹介したそうです。記事によると・・・

 

実は2014年から黒字で、現在は「年間1億ドル以上の収益を上げている」という。過去1年間で検索トラフィックは55%増加し、米、加、豪、蘭などでモバイルの検索エンジンとして2位だった。「ユーザーを追跡しないのではっきりとは分からないが」、市場シェアデータやダウンロード数から推定すると、DuckDuckGoのユーザー数は7000万人~1億人と考えられるとしている。

 

だそうです。Google以外の選択肢の一つとして、今回の DuckDuckGo がありますけど、かなり順調に成長しているようですね。記事にもある通り、「あなたを追跡しない検索エンジン」を謳っており、Googleのように検索結果をパーソナライズせず、プライバシーに配慮した検索エンジンとなっています。

 

確かにGoogleは検索をを提供する代わりに、ユーザーのデータを追跡したり、そのデータに基づいて検索結果をパーソナライズしています。いわゆる、 フィルターバブル に陥ることもあるわけです。

 

その点、DuckDuckGoはユーザーを追跡しないので、純粋な検索結果が期待できるとともにプライバシーも守られることが評価されている点でもあります。

 

これは検索サイトの利用方法やユーザーのプライバシーに対する考え方にもよると思うのですが、現実問題として、個人的には検索結果がパーソナライズされたとしても欲しい情報が手に入るほうが優先されます。

 

同じ検索ワードでGoogleの検索結果とDuckDuckGoの検索結果を比べていただけると分かると思うのですが、誰もが知っているような検索ワードではさしたる違いはないのです。ただ、マイナーな検索ワードで検索した場合にはパーソナライズされたほうがより意図する検索結果が出ると思います。

 

その点で、中の人はGoogleを使い続けると思います。もちろん、検索結果がパーソナライズされたことを承知の上で。それが嫌な場合は、ブラウザの「シークレットウインドウ」などを利用して検索すればよいだけですし。

 

ただ、検索エンジンも他の選択肢は絶対に必要だと思いますので、DuckDuckGoをご存じの方も、今回の記事で初めてその存在を知った方も、とりあえずご利用になってみてはいかがでしょうか?