Zoomよりむしろこっち・・・

 

PC Watchの記事に、 在宅勤務でも雑談しやすくなる仮想オフィスソフト「FAMoffice」。アバターでコミュニケーションを活性化 てのがありました。

 

富士ソフトは、仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」を製品化。6月15日から販売を開始するそうです。記事によると・・・

 

アバターを利用して、仮想オフィス空間に出社することができ、ちょっとした相談や、雑談、声掛け、一緒に働いているという一体感を、バーチャル上で再現することで、テレワーク(在宅勤務)で失われたコミュニケーションを取り戻し、リアルを超えるつながりを生み出すという。

 

だそうです。詳細は記事に譲りますが、いわゆる仮想オフィス空間にアバターで出社するイメージですね。

 

このような仮想オフィスに関しては、既に本ブログでも 仮想空間のオフィスでアバターを通じて会話する「oVice(オヴィス)」 とのエントリーにて同様のサービスをご紹介していました。

 

今回の「FAMoffice(ファムオフィス)」と前述の「oVice(オヴィス)」に関しては、かなり機能的に被る部分も多く、商売敵同士ということになると思うのですが、機能詳細はともかく、両者で圧倒的に異なるのが料金です。

 

今回の「FAMoffice(ファムオフィス)」の料金は、初期費用が10万円、100ユーザーまでが月額3万円、1ユーザー追加ごとに月額300円。150人が利用できるフロアの追加費用が1万円、基本3パターン以外のフロアレイアウトへのカスタマイズが5万円、資料共有機能は月額50円となっています。

 

対して、「oVice(オヴィス)」 は、Basic(同時接続50人まで)が5,500円/月(税込以下同)、Standard(同時接続200人まで)が22,000円/月、Organization(同時接続500人まで)が55,000円/月となっています。

 

費用的には「oVice(オヴィス)」のほうが、かなりお得な感じがしますね。どちらかというと今回の「FAMoffice(ファムオフィス)」は、それなりの規模の企業向けといった感じでしょうか。そもそもサブスク制なのに10万円もの初期費用を取る富士ソフトさんはいかにも日本の企業ぽい感じがします。

 

Zoomはそれはそれでいいのですが、ぶっちゃけ「無駄話」がしにくい環境です。こういった仮想オフィス環境であれば、無駄話もしやすくより実際のオフィス環境に近い環境になるのではないでしょうか。無駄話も含めて、社内のコミュニケーションが取りやすい環境を構築することは、非常に重要だと思いますし、こういった仮想オフィス環境を利用することで、それが可能になるのであれば十分に導入するメリットは有ると思いますね。

 

今回ご紹介したサービスの他にも、 「SpatialChat」(スぺチャ) という無料で利用できる環境もありますので、仮想オフィス環境にご興味のある方は、お試しになってみるのもいいでしょう。

 

仮想オフィス環境を利用することで、コロナ禍でも実オフィス環境に近い環境で仕事ができるようなると思いますし、テレワークのストレスの低減にもつながると思いますので、多くの企業で仮想オフィス環境が普通に利用されるようになるといいですね。