まいど!今週のヨサゲなものは2つ!

 

2020年アメリカ大統領選でメール流出がなかったのは「物理的なセキュリティキー」の採用による可能性

 

2020年のアメリカ大統領選ではこれまでのところ大規模なサイバー攻撃の被害は報告されていません。この理由についてアメリカのニュース専門放送局・CNBCは、「物理的なセキュリティキー」の採用が大きかったのではないかと述べているそうです。記事によると・・・

 

YubiKeyをはじめとする物理セキュリティキーは、Googleアカウントなどと連携することでセキュアな2段階認証を導入できる物理デバイスです。近年ではiPhoneにも対応するタイプが登場したり、物理的なセキュリティキーと生体認証を組み合わせる方式も登場したりと、物理セキュリティキーは進歩を続けています。

 

だそうです。最近はGoogleやマイクロソフトなどの大手のみならず、Amazonや楽天などのECサイトでも2段階認証は当たり前になってきています。2段階認証の場合、メールによるものやSMSを使うものなどいくつか方法があるのですが、その中でも今回の物理セキュリティキーを利用する方法はメールなどに比べてハックされる可能性がかなり低いため、利用が進んでいるようです。

 

記事にもある通り、Googleでは既に全従業員にYubico製の2段階認証用セキュリティキー「YubiKey」を導入することにより、従業員のフィッシングの被害が報告されなくなったとのことで、成果を上げています。

 

本ブログでも、過去に何度も2段階認証の設定をお薦めしてきましたが、メールによる2段階認証の場合はメール自体がハックされている場合は、意味をなさなくなってしまうので2段階認証を設定する場合には、メールでの設定はお薦めしません。

 

今回の物理セキュリティキーや、Google認証システム のようなスマホアプリでの認証をお薦めしています。

 

この機会に、ぜひ2段階認証をご利用になってみてはいかがでしょうか?

 

・  誘電性の冷媒と120mmファン4基を採用する超巨大CPUクーラーがオリオスペックで発売

 

誘電性の冷媒による2相冷却システムを採用する、IceGiant(本社:アメリカ テキサス州)の超巨大CPUクーラー「ProSiphon Elite」がオリオスペックで発売中だそうです。記事によると・・・

 

冷却方法には、誘電性の冷媒を使用した2相冷却システムを採用。その仕組みは、受熱ベースでCPUの熱によって冷媒が気化。蒸気となった冷媒はヒートシンクへ移動して、冷やされることで液化し、受熱ベースへと戻るというもの。この気化と液化のサイクルを繰り返すことで、ポンプユニットを使わずに効率的な冷却ができるという。

 

だそうです。仕組み自体はいわゆる「ベイパーチャンバー」を利用したもののようですね。ベイパーチャンバーを利用したCPUクーラーは過去にも、CoolerMaster V8GTS などのハイエンドのCPUクーラーで採用されていますが、ここまで巨大なものは見たことがありません。

 

おまけに重量が2kgもあるということで、通常の利用ではマザーにかなりの負荷(というか耐えられるのか?)が掛かるので、記事にもある通りベンチマーク台のような水平設置での使用が無難でしょう。

 

お値段も税込28,380円とCPUクーラーとしては、かなりのお値段になりますが空冷で強力な冷却能力を求める方にはいいのではないでしょうか?

 

では、また来週!