え?まだ出るの?・・・

 

CNETの記事に、 マイクロソフト、「Office」の永続ライセンス版を2021年後半にリリースへ てのがありました。

 

Microsoftの生産性ソフトウェア「Office」は現在サブスクリプションサービスとして提供されているが、同社は米国時間9月22日、新しい永続版を2021年にリリースする計画をブログで明らかにしたそうです。記事によると・・・

 

Microsoftは4月、「Office 365」を「Microsoft 365」に改称した。Microsoft 365は、一連のソフトウェアツールにさらなる機能を追加したサブスクリプションサービスで、料金は個人向けプランで月額6.99ドル(約740円)、6人までの家族向けプランで月額9.99ドル(約1050円)。「Word」「PowerPoint」「Excel」などのMicrosoft 365アプリは、オンラインで無料で使用できるが機能が制限されており、その機能を最大限に活用するには、永続版かサブスクリプション版が必要だ。Microsoft 365が登場して以来、「Office 2019」が最後の永続版だったとも思われたが、今回、新しいバージョンが予定されていることが明らかになった。

 

だそうです。中の人もこのニュースについてはかなり意外でした。記事にもある通り、「Office 2019」が最後の永続版だと思っていたからです。

 

というのも、Office2019が発売された2019年の本ブログの 日本マイクロソフトが「Office 2019」の販売を1月22日より開始するそうですが・・・ とのエントリーにて、Office2019のサポート期間について言及していました。以下そのブログからの抜粋です。

 

 今までのOfficeは原則としてメインストリームサポート5年、延長サポート5年の計10年のサポートとなっていたのですが、今回のOffice2019についてはメインストリームサポート5年は変わらないのですが、延長サポートが今までの5年から2年に短縮されて、計7年のサポートに変更になるようなのです。
 つまり、現行のOffice2016のサポート終了が 2025年10月14日 なのですが、どうもそれと同時にOffice2019のサポートも終了という形になるようです。なぜMSが延長サポートを3年も短縮するのかはMSのみぞ知るというところですが、巷ではAdobeと同様にその年を境に全てOffice365のようなサブスクリプション制に移行するつもりではないかという見方が多いようです。

 

というように、今までのOfficeのサポート期間の原則を無視して、むりやり延長サポートの期間を5年から2年に3年も短縮してまでOffice2016のサポート終了と合わせてきたのです。

 

なぜ、サポート期間を3年も前倒ししたのかといえば、既存のMicrosoft365(旧Office365)への全面移行を見据えていたからと考えるのが妥当です。

 

ところが今になって、Office2019の後継が出るということですので、特にそのサポート期間がどうなるのかは気になるところです。また、Microsoft365への全面移行はどうなるのかも気になりますね。MicrosoftとしてはAdobeのように全てサブスクリプション制に移行するのが理想だと思っているでしょう。

 

今になってなぜ永続版が出ることになったのか謎ですが、とりあえずサブスクリプションへの移行を快く思わない顧客にとっては、朗報と言ったところでしょうか。

 

新バージョンの価格、提供地域、具体的なリリース日については未定のようですが、引き続き中止していきたいと思います。