どちらを買うのか・・・

 

窓の杜の記事に、 日本マイクロソフト、「Office 2019」の販売を1月22日より開始 てのがありました。

 

日本マイクロソフト(株)は1月15日、「Microsoft Office」の新バージョン「Office 2019」を1月22日より販売開始すると発表したそうです。記事によると・・・

 

「Office 2019」は、「Microsoft Office」の新しい永続ライセンス(買い切り)版。クラウドへ接続できない環境や、サブスクリプション(定期購読)形式の「Office 365」を導入できない環境のために用意されているバージョンだ。「Office 2019」には以下のアプリケーションが含まれており、単体での購入が可能。POSAカード(店頭でシリアル番号付きのカードを購入して、レジで有効化する販売手法)またはダウンロード販売で提供される。

 

だそうです。Office2019がいよいよ発売になるようですが、記事にもある通り、Windows版の対応OSは Windows10のみ となっており、Windows7やWindows8.1などでは動作しませんので注意が必要です。

 

ご存知のかたも多いかと存じますが、Windows7の延長サポート終了が来年の1月に迫ってきており、現在Windows7をご利用の方は、現行のWindows10への移行が必要になります。その際に同時にOfficeも入れ替えになるケースがあると思います。

 

その場合、現在はOffice2016が販売されているわけですが、Office2019が発売されたとしてもOffice2016も在庫分は併売されることとなると思うので、Office2016もしくはOffice2019のどちらを選べばいいのかという問題がございます。

 

「え?そんなのわざわざ古いOfficeを買う必要ないでしょ!」

「いやいや、当然新しいOffice2019買うでしょ!」

 

というお声が聞こえてきそうですが、今までのOfficeシリーズであればそれもそうなのですが、今回のOffice2019は今までのOfficeとチョット違います。一番違うのはサポート期間が違うのです。

 

今までのOfficeは原則としてメインストリームサポート5年、延長サポート5年計10年のサポートとなっていたのですが、今回のOffice2019についてはメインストリームサポート5年は変わらないのですが、延長サポートが今までの5年から2年に短縮されて、計7年のサポートに変更になるようなのです。

 

つまり、現行のOffice2016のサポート終了が 2025年10月14日 なのですが、どうもそれと同時にOffice2019のサポートも終了という形になるようです。なぜMSが延長サポートを3年も短縮するのかはMSのみぞ知るというところですが、巷ではAdobeと同様にその年を境に全てOffice365のようなサブスクリプション制に移行するつもりではないかという見方が多いようです。

 

ですから、現行のOffice2016を買っても、Office2019を買ってもどっちにしてもサポート期間は 2025年10月14日 となり、少なくともサポート期間の長さの優位性はOffice2019については無いと言っていいでしょう。

 

では、どちらを買うのかという問題なのですが、既存のシステムとの互換性などの問題を重視するのであれば、枯れたOffice2016のほうが宜しいかと存じます。また、Office2019は当然ながら新機能などが追加されていますので、そういった機能に魅力を感じる方は、Office2019をお選びになっても宜しいかと存じます。

 

ちなみに価格ですが、MS直販サイトですと、現行のOffice2016と価格は変わらないようです。ただ、Amazonとかですと多少安いようなので、価格で見ればOffice2016を買うのも宜しいかと存じます。

 

ご存知の通り、今年の10月からは消費税増税もございますので、現在Windows7をご利用の方はOfficeだけでなく、PCの買い替えも含めて早めにご検討いただくことをお薦め致します。