企業経営者様も是非・・・

 

窓の杜の記事に、 Google、政治家など狙われやすいユーザーに追加のダウンロードプロテクションを提供 てのがありました。

 

米Googleは、「Google Chrome」のダウンロードスキャンのオプションを“高度な保護プログラム”ユーザー向けに拡張したと発表したそうです。記事によると・・・

 

 “高度な保護プログラム”(Advanced Protection)は、高度な公共性をもつ情報と日常的に接していたり、標的型攻撃で得られる金銭的・政治的な利得が大きいといった理由で、2段階認証をはじめとする基本的なセキュリティシステムだけでは不安なユーザー(政治家やジャーナリストなど)を対象としたセキュリティ機構。フィッシングや情報漏洩、アカウントの乗っ取りといった脅威に対し、追加の保護を提供する。
 もともとは“Google アカウント”を乗っ取りから守る仕組みだったが、昨年8月からは「Google Chrome」のダウンロード保護も実施。「Google Chrome」には“セーフ ブラウジング”と呼ばれるダウンロード保護機能が初めから備わっており、詐欺サイトや悪意あるソフトからユーザーを保護しているが、それだけではカバーできない脅威にも対応できるようになっている。

 

だそうです。最近はウェブ経由のマルウェア感染も増えており、ブラウザからのダウンロードには十分に注意する必要があります。そういった、セキュリティに対するGoogleの追加保護施策が今回のもののようです。

 

この “高度な保護プログラム”(Advanced Protection)を利用するためには、本人確認のステップを追加し、アカウントへの不正アクセスをブロックするために、セキュリティ キーを 2つ購入し、利用しているGoogle アカウントにキーを登録する必要があります。

 

このセキュリティキーはいわゆる FIDO2 の認証を受けたセキュリティーキーで、GoogleがGoogle Storeで販売している Titan Security Key を推奨してきます。ただ、中の人が確認した時点では、なぜか現在日本のGoogle StoreではこのTitan Security Keyが利用不可(品切れ?)になっていて購入できません。

 

Titan Security Keyについては、前述の通りFIDO2の認証を受けたセキュリティーキーですので、Amazonなどで売っている他のFIDO2の認証を受けたセキュリティーキーでも問題ないでしょう。これにより、自身の認証を確認できるため、より高度なセキュリティを確保することが可能です。

 

ちなみにこのセキュリティキーですが、今回の用途の他にもGoogleのアカウントのログインやMicrosoftアカウントのログインなどにも利用できますので、より強固なセキュリティを求められる方にはオススメです。

 

記事にもある通り、アメリカの大統領選が始まりますので、Googleもこういった対策を打ち出してきているのでしょうが、本日はTwitterも「重要なアカウント」の保護の強化を発表しており、大統領選のためのIT各社のセキュリティ施策が出てきているということみたいです。

 

ドコモ口座の件もありますし、より自身のITセキュリティ対策を考える時期であるとも思いますので、この機会に是非今回の“高度な保護プログラム”の利用をご検討になってみてはいかがでしょうか?