楯突く奴には容赦しない・・・

 

PC Watchの記事に、 AppleがEpicの開発者アカウント全停止を通達 てのがありました。

 

Epic Gamesは18日(現地時間)、同社に対して米Appleが、8月28日を持ってEpic Gamesのすべての開発者アカウントを停止させ、iOSおよびMacに関する開発ツールへのアクセスを終了すると通知したと発表したそうです。記事によると・・・

 

Apple Developer ProgramにおけるEpic Gamesのアカウントがすべて停止されるもので、これにともない、App Storeへのアプリの申請が行なえなくなるほか、すでに配信中のアプリについてもApp Storeから削除される。また、SDKやAPIなどの各種開発ツールやApple製OSのリリース前バージョンへのアクセスがブロックされることで、Unreal EngineにおけるApple製OSへの対応が継続できなくなるとしている。

 

詳細は記事に譲りますが、Epic GamesはFortniteという世界的に人気のゲームを作っている会社です。

ちなみに事の顛末をご存じない方に簡単にご説明しますと以下のとおりです。

 

Epic Games : App Storeの手数料高いなぁ・・・よっしゃ、App Store経由しないで直接支払が可能となる機能を追加したろ!

 

Apple : (゚Д゚)ハァ? 規約違反だから!

 

Epic Games : 何やとコラァ!よっしゃ裁判や!

 

Apple : ならいいよ、App Storeからゲームは削除ね!それと今後、ゲームの開発も全てできなくしてやるからな!覚悟しろよ!徹底的に潰してやるからな!

 

まぁこんな感じです。App Storeからゲームを削除するだけでなく、今後の開発さえ危うくさせてやろうというAppleの並々ならぬ執念を感じます。

 

まぁ、Appleはいわゆるプラットフォーマーですから、App Storeを経由しない課金は儲からなくなってしまうので当然ながら認めていません。なので、今回の措置はわからないではないですが、ちょっとやりすぎなような気もしないでもないですね。

 

Epic Gamesの言い分もわかります。App Storeの手数料(テラ銭)は30%とも言われています。コレは結構な額です。ちなみに、ヤクザの賭場のテラ銭が5~10%程度、公営ギャンブルである競馬、競艇、競輪などのテラ銭が25%で有ることを鑑みると、確かに30%はかなりのボッタクリ額であるように見えます。

 

ただ、当然App Storeを利用時にはその額が提示されているわけですから、今更こういったことを始めるのもいかがなものかと思うのですが・・・

 

App Storeだけでなく、GoogleのGoogle Playからも同様の理由でゲームが削除されているそうですが、さすがに両方のプラットフォーマーを敵に回すのは厳しいような気もします。

 

果たしてどのような結末になるのか、動向を注視したいと思います。