Macユーザーもマルウェア対策を・・・
GIGAZINEの記事に、 Macユーザーをターゲットにしたランサムウェア「EvilQuest」が発見される、身代金支払後もターゲットを逃がさない凶悪さ てのがありました。
macOSがインストールされたMacを対象とした新しいマルウェア「EvilQuest」が2020年6月30日に発見されたそうです。記事によると・・・
「EvilQuest」と呼ばれるこのマルウェアは、Macのデータを暗号化して復号キーと引き替えに金銭の支払いを要求するランサムウェアとしての機能だけでなく、入力を監視するキーロガーの機能なども備えているため、仮に被害者が身代金を支払っても攻撃者から監視され続ける危険性があると指摘されています。
だそうです。以前の本ブログの macOSを標的にしたマルウェアの検出数がWindowsを初めて上回ったそうです とのエントリーの中でも触れましたが、既にMacOSはマイノリティなどではなく、今やWindowsを上回るレベルのマルウェアの標的になっていることを認識すべきでしょう。
記事にもある通り、「EvilQuest」の感染経路として、Google Chromeのソフトウェアアップデートプログラムになりすましたものや、macOS向けのネットワーク監視ソフト『Little Snitch』やDJ向け音楽制作ソフト「Mixed In Key」の海賊版のインストーラーにも紛れ込んでいることが確認されています。
Mac App Store以外でのアプリのインストールは厳に慎むとともに、バックアップについても今一度確認する必要があるでしょう。もちろん、バックアップを取っていない場合には、この機会に必要なデータだけでもクラウドなどに退避させるなどの対応をお薦めします。
記事にも指摘されていますが、やはりMacOSと言えどもセキュリティソフトの導入を検討すべき時期であるように思います。記事にもある、Malwarebytes は既に対応しているようですし、有名なソフトですので安心感もあるでしょう。
MacOSでも今やWindowsと同等のセキュリティと心得を持っておくことが、感染への有効な対策となるでしょう。Macをご利用の方は、この機会に今一度セキュリティを見直してみてはいかがでしょうか?