米Appleが22日(現地時間)、開発者会議「WWDC20」を開催しましたが、その際に多くのサプライズが発表されました。

 

まずは、新Mac CPUは独自の「Apple Silicon」に。既存アプリもiPhoneアプリも動作 というCPU刷新の発表です。

 

MacのCPUに関してはPowerPCからIntelへの変更があり、そして今度は自社開発の「Apple Silicon」への移行になるようです。AppleがARMに移行するらしいというような噂はかなり前からありましたし、最近のMac界隈でも噂になっていましたので、そこまでのサプライズではありませんでしたが、やはり重要な転換点であることは間違いありません。

 

次に、 アップル、今秋登場予定の「iOS 14」などを発表、ウィジェットやAppライブラリなどホーム画面刷新 との発表です。

 

今回の「iOS 14」では何より「ウィジェット」がホーム画面で利用可能になることが大きいですね。Android利用者にとっては、もはや当たり前のウィジェットですが、iOSでは長らくホーム画面では利用できなかったので、大きな変更です。

 

それと、同じく「iOS 14」で 「iOS 14」新機能、iPhoneが自動車の鍵に という発表がありました。iPhoneやApple Watchにて2021年モデルの新型BMW 5シリーズの鍵の代わりになるそうです。更にiMessage経由で、友人などにデジタル化した「自動車の鍵」を簡単に共有できるようにもなるそうです。

 

スマホが鍵や身分証明の代わりになることは今後更に増えていきそうです。奇しくも昨日、「スマホで身分証明」実現へ。経産省が国際規格提案 とのニュースもあり、国を上げてスマホによる本人確認の実現に向けて動き出そうとしている矢先のニュースでした。

 

今回の「WWDC20」では、かなり多くの発表があり近年にはない内容の濃いものでしたが、Android勢の巻き返しにも期待したいところです。