利用する層が違うと思うけど・・・

 

ケータイWatchの記事に、 UQ、月額2980円/10GBの「スマホプランR」――データ容量がなくなっても最大1Mbps てのがありました。

 

UQコミュニケーションズは、MVNO型の携帯電話サービス「UQ mobile」で、新料金プラン「スマホプランR」を6月1日より提供するそうです。記事によると・・・

 

「スマホプランR」は、月間の通信容量が10GB、月額利用料が2980円(税抜、以下同)というプラン。通信量を使い切ると通信速度が制限されるが、最大1Mbpsと比較的、緩やかな基準となる。

通話オプションとして、月60分の通話を月額500円で利用できる「通話パック」、1回10分までの通話定額で月額700円の「かけ放題」、月額1700円で24時間いつでも通話定額の「かけ放放題」も用意される。

 

だそうです。記事の続きには「楽天モバイルのサービス内容に対抗する形となった」との記載がありますけど、対抗するにしては随分無理のあるプランだと思いますけどね。

 

楽天モバイルのプランは容量無制限で、更に「Rakuten Link(リンク)」というアプリを使えばケータイや固定電話への通話が、国内から国内へ、または海外から国内へは無料で利用できるものです。

 

対して、今回の「スマホプランR」に関しては月間10GBで通話は基本的に従量課金ですから、全く異なるプランを「楽天対抗」と呼ぶにはちょっと違和感がありました。

 

楽天モバイルを選ぶ層は「容量無制限」に惹かれて契約する方が多いと思いますので、今回の「スマホプランR」のように月間10GBで足りる層とは根本的に違うと思います。

 

記事にあるように、確かに全国で使えるという利点はあると思いますが、現在、楽天モバイルを選ぶ層はそもそも楽天モバイルの通信エリア内を中心に活動されている方や、DSDSなどを利用してSIMの2枚刺しを行う方などだと思いますから全国利用を前提としていない方が多いのではないでしょうか?

 

それと気になるのは、今回のプランによってスマホプランL(14GB、3980円)が提供終了となることです。サブブランドでは比較的大容量のプランでしたが、それがなくなって最大月間10GBのプランのみになってしまうのは残念です。「大容量のプランはauを使え」と言うことなんでしょうかね。

 

これを受けて同じサブブランドのワイモバイルも対抗策を打ち出してくる可能性がありますが、例に習って今回の「UQ mobile」とほぼ同様のプランを出してくるのではないかと思います。これまでも両社は「仲良く」同様の料金体系を取ってきましたので・・・

 

ただ、少なくとも「楽天モバイル」の参入でそれを意識して料金プランを変えてきたことだけは、良い傾向だとは思います。全く競争のないところ一石を投じた意味はあったのでしょう。今後の展開にも期待したいところです。