ウイルスではないが・・・

 

ITmediaの記事に、 「無料アプリ」がいつの間にか多額の課金、セキュリティ企業が注意喚起 てのがありました。

 

英国のセキュリティ企業Sophosは2020年4月8日、無料アプリをうたっていながらサブスクリプション料金を徴収し、多額の利益を得ているアプリがApple公式の「App Store」でも見つかったと発表したそうです。記事によると・・・

 

問題のアプリは占いや画像編集、QRコードスキャナー、セルフィー加工などが大半を占める。多くは3~7日の試用期間が過ぎると、月間30ドルまたは週に9ドルのサブスクリプション料金が自動的に課金されるという。
しかし、その他の無料アプリに比べて特別な機能はなく、Sophosは「App Store Reviewガイドラインで定められた『ユーザーにとっての継続的な価値』があるかどうかは疑わしい」と述べている。
こうしたアプリは、App Storeで「無料」と宣伝しながら、最初に起動した時点で「無料トライアル」の通知が出て、決済カード情報の登録を促す。料金に関する説明をよく読まないままサブスクライブ登録をしてしまうユーザーも多いと思われ、多額の収益を上げているものもある。

 

だそうです。この手のアプリに関しては、いわゆる「ウイルス」に該当するわけではないので、AppleのApp Stoteの厳しい審査も通ってしまうところがタチが悪いですね。

 

最近のアプリは、「基本無料」というアプリが非常に多くソシャゲなどでのアイテム課金やガチャでの課金などが一般的になっている以上、「基本無料」のアプリに対するユーザーの警戒感も希薄になりつつあると思います。

 

Sophos曰く、こういったアプリを「fleeceware(フリースウェア)」と呼んでいるそうですが、こういったアプリは今後も増えていくと思われますので、注意が必要です。

 

注意点としては、記事にもあるように起動直後に「無料トライアル」の通知が出て、決済カード情報の登録を促すようなものは要注意でしょう。

 

アプリをインストールする際には、「fleeceware(フリースウェア)」であるかどうかを確認した上で、十分に注意して利用したいものです。