比べてみた・・・

 

窓の杜の記事に、 驚きの品質を無償で ~AI翻訳サービス“DeepL翻訳”が日本語と中国語に対応 てのがありました。

 

独DeepLは3月19日、同社の翻訳サービス“DeepL翻訳”が日本語と中国語に対応したと発表したそうです。記事によると・・・

 

DeepL社は、ディープラーニング(深層学習)を軸に言語向けの人工知能システムを開発している会社。2009年にドイツのケルンで設立された訳文検索エンジンの会社Lingueeが前身で、2017年夏に高品質な機械翻訳システム“DeepL翻訳”をリリース。オンラインで無償提供してきた。
同社によると、今年初めにDeepLのニューラルネットワークアーキテクチャーへ大幅な改善を加えたところ、日本語と中国語でかつてないほど上手く訳文を作れるようになったとのこと。翻訳システムの名前を伏せた状態で翻訳者に訳文を評価してもらうブラインドテストでも、他の翻訳サービスよりも優れているとして選ばれる頻度がもっとも高くなったという。

 

だそうです。この手の翻訳サービスで有名なのはやはり Google翻訳 ですよね。中の人も以前は結構使っていたのですが、少なくとも日本語の翻訳においては、機械翻訳の域を抜け出せていないという感じがしています。なので、最近は非常に評判の良い みらい翻訳 を常用しています。

 

で、今回の“DeepL翻訳”ですが、高品質を謳っているので早速、同一内容をGoogle翻訳、みらい翻訳と比べてみました。翻訳対象は本日付のJapan Timesのトップページにあった、以下のトピックスの一部です。

 

Contagion grows: Tokyo, Chiba report roughly 60 more COVID-19 cases apiece

Coronavirus infections surged Saturday to a single-day record of over 60 in the capital, while 56 people at a welfare facility in adjacent Chiba Prefecture also tested positive, government officials said.

Tokyo had logged more than 40 infections per day in the past three days, but Saturday’s batch took the total past 350, the highest of all 47 prefectures.

 

まずはGoogle翻訳の結果がこちら・・・

 

伝染病の拡大:千葉県東京では、COVID-19の症例数は約60件に上る

政府当局者によると、コロナウイルスの感染は、首都で一日あたりの記録として60日以上の急増で、隣接する千葉県の福祉施設の56人も陽性だった。

東京は過去3日間で1日あたり40を超える感染を記録しましたが、土曜日のバッチは合計で350を超え、47都道府県の中で最高です。

 

いかにもGoogle翻訳ですね。一部誤訳もあって日本語としても多少怪しい部分があります。

 

次に中の人が最近常用しているみらい翻訳の結果です。

 

感染拡大:東京と千葉では、それぞれ約60件のCOVID-19症例が報告されている

感染者は60人を超え、隣接する千葉県の福祉施設でも56人が感染した。

東京都は過去三日間で40件以上の感染があったが、今回は47都道府県の中で最多の350件だった。

 

日本語としては非常に自然で最も読みやすいと思いますが、原文を省略している部分があるのが気になります。

 

最後にDeepL翻訳の結果がこちらです。

 

伝染病は拡大しています。東京、千葉のCOVID-19の報告は、一人あたり約60件増加している

コロナウイルス感染が土曜日に急増し、首都では60人以上の感染者を記録し、隣接する千葉県の福祉施設では56人が陽性反応を示したと政府関係者は述べた。

東京は過去3日間で1日あたり40以上の感染を記録していたが、土曜日のバッチは合計過去350、すべての47都道府県の中で最も高いものを取った。

 

どうでしょう?悪くはないと思いますけど、多少日本語の言い回しが雑な部分もあるようですが、Google翻訳よりも使いやすいですかね?

 

これが無料で利用できて、無料のデスクトップアプリ「DeepL」も利用できるというのであれば、常用してもいいような気もします。

 

翻訳システムをお探しの方は、是非ご利用になってみてはいかがでしょうか?