今年はレジ無し店舗元年・・・
ITmediaの記事に、 Amazon、レジなしショップ「Amazon Go」の技術を小売店に提供開始 てのがありました。
米Amazon.comは3月9日(現地時間)、レジなしショップ「Amazon Go」の技術を小売店に提供するプログラム「Just Walk Out」のWebサイトを開設したそうです。記事によると・・・
Amazon GoはAmazon.comが2016年に発表し、既に米国で25店舗展開しているレジに並ばずに買い物ができる店舗だ。自動運転で採用するのと同様のセンサーやカメラ、レーダーを使うことで、購買者が手に取り、かごに入れる商品を検出し、自動的に決済する。Just Walk Outは、Amazonが4年以上かけてAmazon Goでブラッシュアップしてきた技術を提供する。Amazon Goをフランチャイズするのではなく、一般小売店で同様のシステムを使えるようにするプログラムだ。
だそうです。Amazon Goについては約2年前の本ブログの Amazonのレジなしコンビニ風実店舗「Amazon Go」がついにシアトルにオープン とのエントリーでAmazon Goの一号店のオープンの模様をお伝えしました。
その際に、このAmazon Goのシステムの外販についても言及していましたが、とうとうそれが実現するみたいですね。
「小売店は既存の店舗に一連のシステムをインストールすることで、数週間でレジなしショップを開設できる」とのことで、新たに店舗を作らなくても、既存の店舗で対応可能というところがいいですね。ただ、このシステムは現時点では米国のみの対応ということで、日本ではまだ利用できません。
実は日本でもAmazon Goと同様のレジ無し店舗システムを既に導入可能になっているんです。例えば、NTTデータが提供している レジ無しデジタル店舗出店サービス なんかがあります。このシステムは中国のCloudPick社のシステムを利用していて、NTTデータが国内で提供しているものです。
また、以前の本ブログの JR東日本版の「Amazon Go」が高輪ゲートウェイ駅に2020年春にオープンするそうです とのエントリーでご紹介した日本のベンチャーであるサインポスト社がJR東日本スタートアップと合弁で設立した企業 株式会社TOUCH TO GO も同様にレジなし店舗のシステムの外販を予定しています。TOUCH TO GOによれば、既存店舗で利用可能で、アルバイト人件費数人分の月額利用料で利用可能だそうです。
実店舗では常に人手不足との戦いのような状況ですから、こういったシステムの導入で少ないリソースを有効活用することは企業継続を考える上で既に避けては通れない道であると考えます。
こういったシステムによって人手不足が解消され、有効なリソースの活用が進めばいいですね。